Q. 子どもの寝相が悪すぎて心配です。直す方法はありますか?
子どもの寝相が悪くて心配……
子どもは眠っている間も思わぬ動きをすることがあります。子どもの寝相の悪さを改善する方法はあるのか、睡眠の質をあげるためにチェックしたいポイントについて解説します。
Q. 「子どもの寝相が悪すぎて心配です。あまりに動き回るので、ベッドの横幅に対して平行になって寝ていたり、ベッドから落ちたりすることもあります。眠っているときなので、注意することもできません。どこか悪いのでしょうか? 直す方法はありますか?」
A. 大丈夫です。気になる場合は枕や寝室の環境をチェックしてみましょう
子どもは基本的に寝相が悪いものですので、大丈夫です。成長するにつれて、寝相は落ち着いてきます。子どもは眠っている間にベッドから落ちてしまうことも珍しくありません。転落防止のベッドガードなども一般的に売られていますね。大人がベッドから落ちるということはあまり聞かないと思いますが、これは成長するにつれて、睡眠中でも脳の「見張り番」が働き、ベッドの縁を感知できるようになるからです。それでも子どもの寝相が心配なら、まず、枕の高さがあっているかどうかを見てあげてください。枕の高さがあっていないと、ちょうど良い高さにしようとして眠っているときも体を動かすからです。また、たくさん汗をかいているのなら、体温の調整がうまくいかずに眠りの質が落ちているのかもしれません。そんなときは、寝室の温度や湿度を適切に保ったり、寝具を調整してあげたりしましょう。
最後に、寝相よりもチェックすべき点があります。もし眠っているときのいびきがひどかったり、ときどき呼吸が止まったりするような場合は、子どもでも「睡眠時無呼吸症候群」の可能性もあります。かかりつけの小児科医に相談して、睡眠の専門医を紹介してもらうのがよいと思います。