海外代行サービスと名乗るユーザーが購入。取引しても大丈夫?
越境取引が拡大されている
メルカリは2019年から、国をまたいだ越境販売を開始しています。海外在住の個人ユーザーがメルカリを利用して購入しているのではなく、メルカリが公式に連携した越境EC事業者が代行購入するかたちです。公式連携した事業者は、Buyee、bibian、FROM JAPANなど(名称はサービス名)。メルカリガイドに記載の「公式連携済みの越境EC事業者」を確認すると、2023年9月末時点で41の事業者と提携しています。 2022年は円安もあり、メルカリの海外利用者が約1.4倍になりました。特にアイドルやアニメ、漫画のキャラクターグッズなど、エンタメ&ホビー系の人気が高まっています。
すでに世界110カ国以上でメルカリが利用され、商品によっては自分が出品した物が越境EC事業者に購入される可能性があるというわけです。
参考:フリマアプリ「メルカリ」、サービス開始10周年記念インフォグラフィックス公開
越境EC事業者とのやり取りの仕方
筆者もメルカリで越境EC事業者に購入された経験があり、取引メッセージには「代行しています」と書かれていました。メッセージにはメルカリとの公式連携をしている旨も記載されていたので、その時点で安心できました。仕組みとしては、越境EC事業者がメルカリのアカウントを持ち、通常の取引と同じように進めていきます。日本にいる出品者はいつも通り商品を梱包して発送します。メルカリ便を使用すれば匿名配送になりますが、そうでない場合は国内の指定住所に送ることになります。出品者が海外に発送する必要はありません。
また取引メッセージにも書かれていたのですが、複数の商品を購入したとしても、それぞれ別に梱包して発送することになります。越境EC事業者が、複数の顧客から依頼を受けている場合の商品の取り違えを防ぐためです。出品者は1つにまとめた方が送料を抑えられるのですが、購入者の希望通りにしましょう。
受取評価は遅くなる?
海外ユーザーのために代行購入しているとなると受取評価が遅くなりそうですが、これに関しても心配はいりません。越境EC事業者が商品の確認をするので、到着した順番で受取評価がされます。ほぼ通常通りのタイミングと思っていいでしょう。メルカリの公式連携サービスかどうかの確認は必要
普段は日本にいる個人ユーザーと取引をしているので、突然「海外のお客様のために代行しています」とメッセージが来ると、怪しいと思ってしまうものです。ほとんどの場合メッセージにメルカリ公式連携と書かれていますが、心配ならば先ほどの「公式連携済みの越境EC事業者」で確認しましょう。ここに記載があれば問題ありません。越境取引は今後も増えていくことでしょう。メルカリを利用していると、代行している越境EC事業者との取引を行う日がくるかもしれませんね。そのような場合でも、基本的にはいつもと同じように取引を進めていきましょう。