バスやタクシーしか通れない道路がある?
沖縄では複数の道路で「バスレーン規制」が行われています。バスレーン規制には、複数車線において歩道側の第1車線に「バス専用通行帯」が設けられるものと、片側1車線が時間帯によって「バス専用道路」になるものの2通りの規制があります。観光客が遭遇することが多いバスレーン規制は、国際通りと国道58号で行われるものだと思いますので、それぞれ詳細をご紹介しておきます。
国道58号の規制
国道58号は、旭橋~伊佐までの区間で、バスレーン規制が行われます。歩道側の第1車線の道路はバス専用レーンとなり、バス、タクシー、二輪車以外の一般車両は通行できません。規制時間は7時30分~9時と17時30分~19時(※)で、沖縄の通勤ラッシュにもあたります。規制も相まって、この時間帯は渋滞が起こりがちですので注意してください。国際通りの規制
国際通りは、県庁北口~安里三差路までの区間で、バスレーン規制が行われます。こちらも7時30分~9時と17時30分~19時(※)で、片側1車線がバス専用道路となり、バス、タクシー、二輪車、許可車以外の一般車両は通行できません。国際通りはバスレーン規制の時間帯以外でも、渋滞が起こりがちです。さらに、周辺の駐車場も満車である可能性が高く、かつ利用料金もお高め。国際通りに来る際は、徒歩か、ゆいレールでのアクセスをおすすめします。
※土曜日、日曜日、休日、1月2日・3日及びバス運休時を除く
※バスレーン規制の詳細は、沖縄県警察の公式サイトでご確認ください
中央線が移動する!
沖縄の一部の道路では、時間帯によって中央線が変移します。これは、全幅3車線以上の道路において、中央線をずらすことで、交通量の多い方向の車線を特定時間だけ増やすという趣旨の交通規制。車社会の沖縄において、通勤渋滞を緩和させる目的もあるのでしょうが、地元の人でなければちょっとびっくりしますよね。中央線の変移が行われる道路については、沖縄県警察の公式サイトで確認してください。
沖縄のローカル交通ルールあれこれ
道路の規制以外にも、沖縄ならではの交通ルールや交通事情があります。ここでいくつかご紹介しておきます。・雨の日はスリップに要注意
「沖縄の道路は滑る」というのが、沖縄の人の共通認識。特に雨の日ともなるとスリップすることもあり、かなり注意する必要があります。はっきりとした理由は定かではないのですが、一説では、沖縄の道路は石灰岩を含んでいるため消耗しやすく、滑りやすいのだとか。理由はどうであれ、沖縄では誰しもが経験していることなので、雨の日のドライブは特にご注意を。
・天然記念物に注意
沖縄では、天然記念物が道路に飛び出してくることもあります。気を付けたいのが、沖縄本島北部エリアや西表島。沖縄本島北部ではヤンバルクイナが、西表島ではイリオモテヤマネコなどが道路に出てくることがあります。要注意の場所では、標識も出ています。特に、夜に車を走らせるときは周囲に気を付けてくださいね。
・Yナンバー
Yナンバーとは、車のナンバープレートの通常はひらがなが表示される車両振り分けの部分が、アルファベットのYとなっている車のことです。これは、駐日アメリカ軍関係者の車が主に用いるナンバーです。
もし、Yナンバーと事故を起こしたり、トラブルになったりすれば、日本の警察だけでなく、アメリカの警察にも事情聴取されることになりますので注意してください。
今回は、沖縄の交通ルールや交通事情についてご紹介しました。ルールを守って安全運転で、沖縄ドライブを楽しんでくださいね。