大学留学していたBakersfield Collegeのバスケのチームメイトと |
アメリカ留学を志そうと思ったきっかけは何ですか?
堤太輝さん:
一言で言えば“刺激”ですかね。日本の大学へ行って就職するというビジョンより、異国の地へ渡って、バスケはもちろん色々な事に対して沢山の刺激を受けるというビジョンのほうが自分にとって、チャレンジしがいがあると思いました。
また高校バスケ部時代の1番頑張らなくちゃいけない時期に心臓の病気をしてしまって、ほとんど最後の1年間は棒に振ったんです。そんな自分が悔しくて悔しくて…。それで、もう一度バスケを本気でプレイしたいっていう気持ちがあったのも大きかったです。
もちろん英語や海外生活にも興味はありましたし、両方の環境が優れていたという事が留学する決意に繋がったと思います。
ガイド:
実際にアメリカに留学してみて、留学生活はいかがでしたか?
堤太輝さん:
正直な事を言いますと、留学前は「それなりに苦労はあると思うけど、楽しい事のほうが多いかな」って安易に捉えてました。
でも思い返すと…、苦労のほうが多かったですね。
土地柄、アジア人自体が少なかった環境と大学でバスケ部に在籍していたというのもあって、目に見える差別なども多々受けました。
でも、これくらいじゃ負けないって気持ちが大きかったですし、支えてくれている人たちのことを考えたら、全然乗り越えられました。
語学学校や大学で多国籍な友達ができた事ももちろんですが、バスケを通じて沢山のボーラーとも有意義な時間を過ごす事もできました。日本じゃ決して経験できなかった事だと思います。
留学生活が終わる頃には、心の底から悲しかったですし、まだアメリカにいたいっていう気持ちでした。
でも、苦労があったからこそ、楽しさが何倍にもなりました。充実した留学生活を日本でサポートしてくれた家族に感謝の気持ちでいっぱいです。