ここではAll About編集部が8月22日～9月5日に実施した「人生で最も良かった買い物・後悔している買い物」に関するアンケートから、金融資産1000万円以上の方たちのリアルな失敗エピソードを紹介。購入を決断する際の参考にしてみてください。
バブル期ならでは！20代で購入したのは高すぎるあの利用権
■アンケート情報
世帯年収：本人150万円
世帯金融資産：現預金7500万円、リスク資産1000万円
節約や貯蓄の工夫：「現在は、現役時代の2割の収入となり、マネープランに基づき支出も年間330万円前後と目標を持って生活しています。今後も特別な支出に備え資金計画は万全を期しています」
■最も後悔している買い物
買った物：ゴルフ会員権
購入金額：約550万円
購入時期：20代後半
60代男性の後悔した買い物はずばりバブルの頃に縁故募集で購入した「ゴルフ会員権」。
「正直言って、我々の若い時代はバブル期でしたので」と語る投稿者。当時はものすごい勢いで新たなゴルフ場開発が進んでいたそうで「上司からの指示もあり20代でゴルフ会員権をローンで購入しました」とのこと。
購入当初は公私ともによくプレーをされていたそうですが、「バブルがすぐに終わり、平日の接待ゴルフの禁止、土日のプレーによる家族サービスの低下へと悪い方向へ生活環境が変化していきました」と、時代の変化と共に少しずつ後悔するように。
さらには「40歳代で頸椎ヘルニアと診断され、腕や手の指の痺れが酷くなりゴルフクラブがしっかり握れなくなり、プレー中にクラブを飛ばしてしまう事案が何回か発生し」もうゴルフはできないと感じられたそうです。
年会費を払い続け、金利を含め支払額は750万円に
その後とはいうと「それからも年会費だけは15年以上払いましたが、一度もプレーをせずに休会届を出し」結局、現役引退後数年たってから甥に会員権を無償で譲られたそうです。最終的に支払った金額は「金利を含めて750万円」。続けて「当然、現行の会員権相場は数十万円程度まで低下しました」と当時と今との違いをコメント。
「もし、バブル期がなければゴルフ会員権も購入することはなかったと痛感しております。社内でも堅実な社員は、いくら上司が勧めても会員権の購入を拒否していましたが、今思えばそれが正解であったと判断します。半数以上の社員が会員権を購入していましたので、軽い気持ちで買ってしまいました。その後、練習場にも通いましたが面白いと感じたことはありませんでした。
先輩や友人と相談し、もっと慎重に判断していれば、もしかしたら購入しなかったかもしれません」と改めて当時を振り返られていました。
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