Q.同じ姓の人物ばかりでこんがらがります……。
さてさて、こんな質問をお受けしました。今話題のあの一族に関しての暗記で苦しんているのでしょう。今回は、受験生諸君を悩ます同じ姓の歴史上人物の覚え方を紹介します。とりあえず徳川将軍家を例にとって、具体的に暗記テクニックをお伝えします。まずは初代から15代まで並べてみますね。
- 初代 徳川家康
- 2代目 徳川秀忠
- 3代目 徳川家光
- 4代目 徳川家綱
- 5代目 徳川綱吉
- 6代目 徳川家宣
- 7代目 徳川家継
- 8代目 徳川吉宗
- 9代目 徳川家重
- 10代目 徳川家治
- 11代目 徳川家斉
- 12代目 徳川家慶
- 13代目 徳川家定
- 14代目 徳川家茂
- 15代目 徳川慶喜
しかしまず、そもそも15人全員を覚える必要はありません。入試では歴史上の出来事と連動して問われるため、実績のない将軍はカットしちゃいます。すると覚えるべき徳川将軍は、初代 徳川家康、2代目 徳川秀忠、3代目 徳川家光、5代目 徳川綱吉、8代目 徳川吉宗、15代目 徳川慶喜の6人にしぼれます。
おお、かなり減らせました!
大学受験の場合はもう少し出題されるのですが、中学受験では最低限この6人をまず覚えちゃいましょう。そして、この6人ですが、なんと4人に「家」がついていません。これで「家」問題は一気に解消ですね。
歴史上の出来事にからめて「キャラ設定」しよう
次にやるのは、それぞれの人物の「キャラ設定」です。歴史上の出来事にからめると一層効果的です。たとえば、
- 初代 徳川家康……ギョロ目のおっさん、1603(おっさん)年「江戸幕府」を開く。
- 2代目 徳川秀忠……ひでぇ(「秀」忠)二代目、「武家諸法度」で大名苦しめる。
- 3代目 徳川家光……祖父の七光(家「光」)。「参勤交代の制」。
- 5代目 徳川綱吉……犬をつな(「綱」吉)ぐよ「生類憐みの令」。
- 8代目 徳川吉宗……よし(「吉」宗)、やるぞ!「享保の改革」。
- 15代目 徳川慶喜……「大政奉還」、ケーキ(「慶喜」)でお祝い。