日下康幸さん
ホストファミリーと一緒に
ガイド:
アメリカの留学生活はいかがでしたか?

日下さん:
一言で言うと、「計画的、行き当たりばったり」でした。(笑)

どういうことかというと、まずどこに行っていいのかわからないので、アメリカ大陸の真ん中、コロラド州デンバーに行くことにしました。

そして、そこで一番いいと思ったホテルがWestinだったので、そこにアポもなく伺い、つたない英語で「ホテル経営の勉強したいんだけど、どこの大学行けばいいですか?」と宿泊支配人らしき人に教えてもらい、デンバー大学の存在を知りました。調べてみると、ビジネススクールでホテル経営学をやっている中では最高クラス。ライス国務長官が卒業した大学です。

そこで、大学はデンバー大学に行くと決め、留学生オフィスにアポを取って行きました。そこで、自分の英語力では全くだめと言われ、英語学校行ったんじゃつまらないと、地元の高校に行くことにしました。せっかく行くならデンバーで一番いい高校に行こうと思い、ホストファミリーによさそうな高校を聞いて、またまたつたない英語で話して回り、Colorado Academyという幼稚園から高校までの一貫教育、しかも一学年20~30人という理想的な学校を見つけ、入学の交渉をしました。色々作文を書かされたり、日本の高校の先生から推薦状を取り寄せたり大変でしたが、何とかSeniorグレード(日本の高校4年生に相当)に入れてもらうことができました。

この学校で目にするものが、今後の僕の考え方を完全に変えてしまいます。

アメリカでは16歳から免許が取れるので、3、4年生は車で学校に来ることができるところが多いです。僕が行った学校もそうだったんですが、レベルが凄い。普通に同学年の駐車場にマセラッティーやベンツが止まっている。フェラーリで毎日お母さんが迎えにくる友達がいる。友達の家に遊びに行けば、高速から見える山一つが敷地で、デンバーの夜景が全部見渡せたり、プールは当たり前でテニスコートが何面もあったり。

そんな友達やその両親と日々接する事で、自分もがんばればこれぐらいにはなれると、自分の中のリミッターが全くなくなりました。

でも、勉強は本当に大変でした。授業はすべて輪になってディスカッション形式。もともと英語もあまりわからないのに、ペンを咥えてしゃべる生徒が何言っているのかさっぱりわからなかったですね(笑)。宿題が出たことに気づかないことが何度もありました。

卒業後、デンバー大学に入学した訳ですが、正直な感想としては、高校より簡単。理由は基本的に先生が話すのを聞くスタイルだからです。生徒も質問しますが、高校生ほど的外れじゃなく、話について行けました。宿題の量は半端じゃなかったです。もともと英文を読むのも遅いし、まともにやっていたら、終わるわけがない。だから、スケジュールを立て、ひたすら効率を追求しました。大学3年ぐらいで広まってきたインターネットが劇的にリサーチ効率を上げ、僕にはなくてはならない情報ソースとなりました。

結局終わってみると、大学で留学生初の奨学金をもらったり、Golden Keyという全米上位5%の成績をとった時に送られるアワード(賞)もいただきました。こんな生活を繰り返す中で、要領の良さが身についたのだと思います。

大学修了後は大学院課程に進んだのですが、MBAを取るのでは同じ勉強の繰り返しでつまらないだろうと、Computer Information Systemを専攻することにしました。専攻を変えたので大学で履修していないクラスを取ってからでないと取れないクラスが多く、他の人の1.5倍ほど履修しなくてはならず大変でしたが、大学生活も長くなり要領を得てきたのか、学部より楽だったと思います。


次の記事『留学は人生の変化にきっかけを与える』では、日下さんの留学後のことをお聞きします!

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