お金持ちに共通する習慣って?
お金持ちに共通する習慣とは?
読者の方から「お金持ちに共通する習慣を教えてほしい」とリクエストをいただきました。本記事では、筆者が知っている中でも、多くのお金持ちに共通する習慣について取り上げます。お金持ちに共通する習慣:ゆとりを使って未来に備える
お金持ちに共通する習慣をひとことで表すと以下になります。「時間やお金のゆとりを、未来に備えるために使う」ことを習慣化しているということです。
分かりやすい例が株式投資です。
株式投資では、「いま手元にあるお金」を使って、株式を買います。株主には、投資先が稼いだお金を配当金として受け取る権利があります。配当金は「将来、受け取れる見込みの収入」です。
つまり、投資家は「いま手元にあるお金や時間」を使って、「将来、受け取れる見込みの収入」を買っているわけです。さらに抽象化すると、投資の本質は「いまゆとりのあるリソースを使って、将来に備えること」と言えます。
残酷な現実:ゆとりがないとお金持ちになれない
すこし見方を変えると、これは「ゆとりがないとお金持ちにはなれない」という、なんとも残酷な現実が浮き彫りになります。「20代前後で知っておきたいお金の原則」でも書きましたが、収入を増やすためには教育費などのお金がかかります。
お金や時間を使うときの経済合理的な優先順位は「消費→投資→貯金」の順番です。
消費というのは「収入を減らさない(または生きる)ために、時間やお金を使う」こと。
投資というのは「将来の収入を増やすために時間やお金を使う」こと。
貯金というのは「支出せずにお金を貯める」こと。
たとえば、ご飯を食べるためにお金を払うのは消費です。
最貧国に住む人などは、生活のほとんどが「消費」によって占められています。川まで水を汲みにいく。ご飯を食べるために日銭を稼ぐ。日給は200円。稼いだお金はその日に使いきり、また明日がやってくる。
暮らしに「ゆとり」がないうちは、ひたすら消費をする毎日です。それが不幸と決めつけはしませんが、シビアな生活を送っていることに違いありません。
すこしでも「ゆとり」があれば、そのゆとりを使って日々の暮らしを改善するために投資できます。
たとえば、稼いだお金の1割でも投資に回せたり、1日1時間、じっくり未来のことを考える時間でもあれば、その投資で未来に備えられたりするでしょう。投資ができれば、日々の暮らしをラクにできる可能性があるということです。
幸い、私たち日本人は恵まれています。義務教育で学校に通うこともできて、親の代わりに社会が投資をしてくれます。最貧国に住む人達と比べれば、それなりに「ゆとり」はあるでしょう。
まとめ
要点をまとめると、お金持ちに共通する習慣は、◯ゆとりを使って未来に備える
という1点に集約できます。
お金持ちほど「未来のため」に、時間やお金を使います。お金持ちになるであろう「予備軍」は、いまはお金を持っていなくても、投資は本を買って勉強するなり、人一倍多く働いて経験を積むなりして、お金持ちに近づくために投資しています。
「自分もお金持ちになりたいなー」と感じる方は、本記事が役に立てば幸いです。
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