貯蓄

20代前後で知っておきたいお金の原則

読者の方から「20代のうちに知っておきたいお金の原則を教えてほしい」とリクエストを頂きました。そこで本記事では、筆者が20代のときから貫いてきた、特に重要な「お金の原則」を2つ取り上げます。

中原 良太

執筆者:中原 良太

エビデンスに基づく資産活用&マネープランガイド

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読者の方から「20代のうちに知っておきたいお金の原則を教えてほしい」とリクエストを頂きました。そこで本記事では、筆者が20代のときから貫いてきた、特に重要な「お金の原則」を2つ取り上げます。
 

その1:収入を増やすためにはお金がかかる

1つ目のお金の原則は、「可処分所得を増やすためにはお金がかかる」です。
 
うまれた初日から「お金を稼げる人」などいません。私たち人間が収入を増やすためには、かならず先行投資がいります。
 
技術を磨くために学校へ通ったり、知識を手に入れるために本を買ったりする必要があるのです。
 
その費用を誰が負担するかはさておき、「可処分所得を増やすためにはお金がかかる」ということです。
 
お金持ちほど「お金を稼ぐためにお金を使う」のが上手です。収入を増やしたい方は、何よりまず「お金の使い方」に気をつけてみると良いでしょう。
 

その2:まず消費、次に投資、さいごに貯金

2つ目のお金の原則は、お金を使うときの優先順位です。
 
お金と上手に付き合いたいなら、手に入れたお金をまずは消費して、次にめいっぱい投資して、残りを貯金するのが良いです。
 
消費というのは「可処分所得を減らさないためにお金を使う」ことです。
 
たとえば、心身ともに健康に生きることです。うつ病や過労で倒れて職を失えば、収入も途絶えて本末転倒です。
 
だから、まずはその予防に最優先でお金を使います。節度をわきまえた「趣味」への支出も、ストレス解消のための費用ですから消費と捉えていただいてOKです。
 
消費の次は投資です。投資とは「可処分所得を増やすためにお金を使う」ことです。将来が大事なら、ここに目一杯、お金を使います。
 
ちなみに、ここでの投資には養育費も含まれます。子どもの収入を増やすために必要な支出だからです。あとは、本を買って知識を身に着けたり、株を買って配当収入を増やすこともできます。
 
こういうところに最優先でお金を回したら、余ったお金は貯金します。
 
意外かもしれませんが、貯金は「良い使い方がわからず余ったお金」に過ぎません。多いほど悪いといえますので、実はそんなに優先しなくてもOKです。
 
(貯金の優先順位が低くても平気な理由は、きちんと投資にお金を回して可処分所得が増えているから……という側面もあります)
 
 

まとめ

 
要点をまとめると、お金の原則は
 
◯可処分所得を増やすためにはお金がかかる
◯まず消費、次に投資、さいごに貯金

 
という2点に集約できます。
 
この2つの原則さえ守っていれば、それなりの小金持ちくらいは目指せると思います。また、20代にかぎらず、30代でも40代でも使える原則だと思います。
 
この記事が、あなたの貯金ペースを早めるための収入増につながれば、嬉しく思います。

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