スポーツの本場アメリカでトレーナーとして活躍中の森本貴義さん |
このイベントは世界でも最先端を行くアメリカのトレーニングメソッドを日本の高校生に紹介し、アスリートとしての活躍はもちろん、「スポーツを学ぶ」ことの大切さと奥深さ、面白さを体感してもらうものだったそうですが、そこに講師として招かれたシアトルマリナーズの球団トレーナー森本貴義さんを紹介していただき、お話を伺いました。
森本さんのキャリアを教えてください
1997年から2001年までオリックスブルーウェーブでトレーナーを務めた後、2002年に渡米して、シアトルマリナーズ傘下のピオリアマリナーズでインターンシップトレーナーになりました。その後、元大リーガー長谷川滋利さんの会社Professional Training Corporationを経て、2004年からシアトルマリナーズのアシスタントトレーナーを務めています。
また、昨年のWBCではオールジャパンのトレーナーも務めました。
森本さんはなぜアメリカに行こうと思ったのですか?
大学で針灸マッサージの勉強をし、卒業後にトレーナーとしてオリックスに入団しました。オリックスでは5年間働いたのですが、2001年にイチローさんが渡米した際、マリナーズへ1ヵ月のレンタルという形でスプリングキャンプに同行したのです。
そのときは1ヵ月で帰国したのですが、帰国した後、「アメリカでもっと経験したい、勉強したい」と思い始めました。
その思いをどうしても止められず、当てもないままオリックスを辞め、マリナーズのヘッドトレーナーにメールをして、無給のインターンシップでいいからやらせてほしいとお願いしました。
1年間、インターンシップができることになりましたので、アリゾナ州立大学で語学研修をしながら、ピオリアでインターンシップをしました。
次のページも引き続き森本さんからお話を伺います。