スーパーやコンビニのチルドスイーツでおなじみの「モンテール」。この夏は、スイーツで海外旅行気分を楽しんでもらいたいと「世界のおやつ」をテーマにした新商品が登場。ポップなデザインのパッケージも魅力の3商品をご紹介します。
ブラジル、フランス、スペインのスイーツ3品
今回発売されたのは、「ブラジルプヂン」、「4P チュロス風ミニシュー」、「クリームサバラン」の3品(税込・希望小売価格259円、沖縄のみ318円)。順にご紹介します。
1. トレンドスイーツとしても話題の「ブラジルプヂン」
「ブラジルプヂン(ブラジルプジン)」は、2023年のトレンドスイーツとしても注目されているブラジルのスイーツ。プヂン(Pudim)とは、プリンのポルトガル語。練乳を使うのが特徴で、濃厚な甘みとしっかりとした食感が持ち味です。
現地ではさまざまなバリエーションがあるようですが、日本ではプリンとスポンジを重ねた2層のタイプが人気で、モンテールの「ブラジルプヂン」もプリンとココアスポンジ、カラメルソースという構造になっています。
プリンはむっちり、弾力がある独特の食感
ココアスポンジはしっかりとした弾力があり、咀嚼して味わうタイプ。下層のプリンはむっちり、弾力のある独特の食感。卵と練乳が合わさって、濃厚な甘みとコクが感じられます。
ビターなカラメルソースが絶妙なアクセント!
プリンの甘みを引き立てるのが、ビターなカラメルソース。多めに入っているので食べ進めていると底からじわーっと溢れてきますが、ほろ苦い風味が濃厚なプリンとめちゃくちゃ合います。生地、プリン、ソース三位一体のおいしさが「ブラジルプヂン」の魅力なんですね。
2. 洋酒をきかせたフランス菓子「サバラン」
2品目は、フランスの伝統菓子「サバラン」をイメージした「クリームサバラン」。
ふんわりとした生地に、芳醇なラムの香り
開封した瞬間、ラムの芳醇で甘い香りがふわっと漂います。生地は、ブリオッシュではなくスポンジを使用しているため、食感はパウンドケーキのようにふんわり、しっとりとしています。細かく刻んだオレンジピールとレーズンが入っていて、ところどころ香りを感じられます。
一般的なサバランの中にはシロップに生地がどっぷり浸っているものもありますが、「クリームサバラン」は底のほうにじんわりシロップを感じられる程度。生地の真ん中に入っているホイップクリームは濃厚でミルク感があり、満足感をより高めてくれます。
3. スペインの「チュロス」をシュー菓子にアレンジ
3品目は、スペインの定番菓子「チュロス」をイメージした 「4P チュロス風ミニシュー」。スペイン発祥のチュロスは、現地ではチョコレートなどをディップして食べるのがポピュラーですが、日本ではテーマパークのグルメとしても定着しており、シナモンやシュガーがまぶしてあるのが一般的。そのイメージで、このミニシューも考案されています。
シナモンがっつり! 大人の味わい
シュー生地は、チュロスに似せるため少し硬めに焼き上げて食感を強調しており、ややもっちり。咀嚼することで香ばしさが広がります。
シナモンペーストとカスタードを合わせたシナモンクリームは、シナモンの香りがかなりしっかりとしていて、好みが分かれそうな味。口どけはなめらかで、後味にシナモンの粉っぽさも感じられました。
モンテールの若手社員が開発に携わった新しいスイーツ
モンテールのスイーツはどちらかというと幅広い世代に愛される保守的なスイーツが多い印象だったので、今回の3品はちょっと冒険的だなと感じていたところ、若手社員が開発に携わったと取材で聞きました。「自分たちが食べたいスイーツ」をコンセプトに、パッケージなども若者が手にとりたくなる明るいデザインを施したそうです。
3品のなかでは「クリームサバラン」が一番クセのない味わいで、「ブラジルプヂン」がもっともインパクトが強かったです。伝統菓子を忠実に再現しているかという点では微妙ですが、とくに「ブラジルプヂン」はまだ食べられるお店や場所が限られているので、身近なスーパーのスイーツで疑似体験できるのはうれしいですよね。
「クリームサバラン」が2023年7月31日、「ブラジルプヂン」と「4P チュロス風ミニシュー」が2023年8月31日までの期間限定販売。ぜひ夏の間に食べてみて!
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