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バージニア州で史上最悪の銃乱射事件(2ページ目)

4月16日、バージニア工科大学で起こった銃乱射事件は米犯罪史上で最も多くの犠牲者を出しました。アメリカ留学を考える方にとっても、自分の身をどのように守るか考えさせられる事件ではないでしょうか。

豊田 圭一

執筆者:豊田 圭一

留学ガイド

アメリカでは誰でも銃が買える?

こうした銃による事件が多い背景には、アメリカでは誰もが簡単に銃を持つことができるという実情も挙げられます。アメリカでは年間約100万もの銃が販売されているそうです。そして、3億人を超える人口に対して、アメリカ人が所持している銃の数は2億以上にもなるそうです。

一家に一つということでもないかもしれませんが、それほど多くの銃が購入されていることに驚きを覚えます。

留学中はどのように身を守ればいいのか

事件の背景は人間関係のもつれ?
留学中は周りの人たちとの人間関係を良好に保ちたい
銃による犯罪が多いからといって、アメリカの大半はのどかな地域で、身の危険を感じるところが多いわけではありません。実際、多くの地域は周りを見渡しても、ここで犯罪が起こるとは思わないようなのどかな光景が広がっていると思います。でも、アメリカだけでなく、この日本でさえ、東京や大阪といった大都会ばかりでなく、「こんな田舎でこんな凶悪犯罪が起こるなんて…」といった事件があることからも分かるように、のどかな田舎だから安全ということはありません。実際、今回の事件もニューヨークやロサンゼルスといった大都会ではなく、田舎町で起こったわけです。

しかし、今回のような無差別の乱射事件は別ですが、銃による犠牲の大半は知り合いによる犯行とも言われています。つまり、人間関係のもつれからくる事件ということです。

結局、「アメリカは銃社会だから危険」とも一言では言えませんし、「私の留学先は田舎だから安全」とも言えません。では、どうすればよいのかというと、最終的には「自分の身は自分で守る」という考えのもと、どんな地域に留学したとしても、「危ない時間に危ないところに近づかない」ということを徹底すること、そして、周りの人たちとの人間関係を良好に保つこと。この2点が自分の身を守るためにできることではないかと思います。

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