節約

使うのは無印良品のケースだけ! 家事のプロがやっている「備蓄食料の簡単管理法」

災害用のストックに向いている食料は何でしょうか? ラクに管理する方法は? 今回は、家事アドバイザーの筆者が自宅にストックしている備蓄食料と、ローリングストックよりも簡単な管理方法をご紹介します。

矢野 きくの

執筆者:矢野 きくの

節約ガイド

地震だけでなく、台風や豪雨などの自然災害が増えている今、食料をストックしておくことは大切です。

また、記憶に新しいところでは、コロナ禍で陽性と判明し、買い物に出られなくなったときに、自宅に食料がなくて困った人も多くいました。いざというとき慌てないように、個人個人で食料を備蓄しておいたほうがいいでしょう。

今回は災害時にも活用できるおすすめのストック食材とその管理方法をご紹介します。
 

1. 炭水化物は必需品

▼簡単に食べられるパックご飯やレトルトのお粥
温めないでも食べられるストック向きのレトルト

レトルトのお粥は温めなくても食べられる

お米と水と火があればご飯は炊けますが、それでも時間をかけずに食事を摂れるパック入りのご飯やレトルトのお粥があると便利です。レトルトのお粥などは、温めずにそのままでも食べられるので常備しておくと安心です。

▼意外に賞味期限が長い乾麺
短時間で茹でられるパスタとそうめん

麺類は短時間で茹でられるタイプがおすすめ

パスタやそば、そうめんなどは意外と賞味期限が長く設定されているので、ストック食材として優秀です。中でもおすすめしたいのが、茹で時間が短いもの。手間がかからないという点も魅力ですし、災害時にカセットコンロのガスを使う時間が短くて済むのも助かります。

▼ご飯や麺に味を付けられるもの
麺やご飯に味をつけるもの

いくつかの種類をストックしておくといい

ご飯も麺類も、味を付けられるものがいくつかあると飽きません。ご飯に乗せるものや和えるもの、パスタにかけるソースなどさまざまなものがありますが、ご飯に和えるものをパスタに使ったり、パスタソースをご飯にかけたりすることも可能です。
賞味期限5年のレトルトカレー

賞味期限5年のレトルトカレー

また定番のレトルトカレーには、賞味期限が5年というものもあります。1つ買っておくと安心です。
 

2. お湯を入れるだけで食べられる食器不要のカップ麺 

カップ麺とカップご飯

食器がいらないカップ麺も

状況によっては食器を使うのが困難なケースがあります。そのときに活躍してくれるのがカップ麺のように食器を兼ねているものです。最近はお湯を注いでかき混ぜると食べられるご飯ものもあります。
 

3. たんぱく質が豊富な缶詰 

肉や魚の缶詰

肉や魚の缶詰でたんぱく質を摂取

炭水化物だけでなく、たんぱく質をとることでパワーが出ます。たんぱく質となる肉や魚は、種類豊富な缶詰で常備しておくのがおすすめです。複数の種類の缶詰をを用意しておくと、飽きずに食べられていいでしょう。
 

4. とにかく使える! 万能なめんつゆ

万能なめんつゆ

万能なめんつゆは1本常備したい

ご飯にも麺類にも、薄めればお吸い物にも使える万能調味料・めんつゆは、災害時にも大活躍してくれます。常に1本、ストックしておきましょう。
 

5. 冬場は特にスープ類 

汁物も常備しておく

汁物も常備しておくといい

寒い時期は特に、体を温めてくれるインスタントスープもあるといいでしょう。冷えた体に染み渡るはずです。
 

6. 栄養があるゼリードリンク 

ゼリードリンク

ゼリードリンクもあると安心

災害時は栄養が偏ってしまうことがあります。また冒頭で述べたように、自分が体調不良で外出できないこともあるので、栄養があるゼリードリンクもストック食料の中に入れておくと安心です。
 

「ローリングストック」は難しい……

さて、ここまでご紹介したストック食料は、実際にどのように管理するのがいいのでしょうか。

「非常食をチェックしたら、数年前に賞味期限が切れていた」という話をよく聞きます。それを防ぐため、普段の食料を多めに買っておき、使ったら補充する「ローリングストック」という方法が提唱されています。

しかし筆者は、ローリングストックはよほど日々の管理をしっかりできる人でない限り、おすすめしていません。きちんと管理していないと「気が付いたら全部食べてしまっていた」「追加しているつもりだったのに必要なものがなかった」ということになりがちだからです。
 

無印良品のケース1つでできる備蓄食料管理法 

非常食のストック方法

入れ替え日を目立つように書いておく

筆者は今回ご紹介したような食材を無印良品の半透明のケースに入れ、パントリーの1番上に置き、年に2回(3月と9月)入れ替えています。その月になったら、ストックしていたものを日頃の食料を置く場所に入れ、まるまる新しいものをストック箱に入れるだけです。

目に付くところに置いているので忘れることはなく、また日頃食べているようなものなので、消費するのも簡単です。今まで食料のストックがうまくできなかった方は、ぜひお試しください。
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※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。

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