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福士蒼汰、『THE HEAD』Season2で念願の海外デビュー! “出演不可能”をひっくり返した役者魂とは(2ページ目)

Huluオリジナル『THE HEAD』Season2に出演している福士蒼汰さん。「海外の作品に出演したい」と願っていた福士さんにとって念願の海外デビュー作です。撮影の裏側から俳優活動についてインタビューをしました。※サムネイル画像:(C)Hulu Japan

斎藤 香

執筆者:斎藤 香

映画ガイド

地球儀を見つめて外国に憧れていた福士少年

THE HEAD S2

少年時代から海外で活躍する夢を抱いていた福士さん (C)Hulu Japan 

――今回、福士さんにとって念願の海外作品への出演でしたが、かなり前から英語を勉強されてきましたよね。英語に興味を持ったきっかけについて教えてください。

福士
:子どもの頃、地球儀を見て、日本が小さな島国であることを知り「日本を出て大きな国へ行ってみたい」と思ったんです。

その後、中学校の授業で英語を学ぶようになった時、先生から「発音がいいね」と褒められ「英語の勉強をしっかりやっていけば、海外の人と会話ができる!」とやる気が湧きました。それ以来、ずっと英語を勉強してきました。
 
高校生から芸能界で仕事を始めたのですが「いつか必ず海外へ行く、海外で仕事をする!」と、俳優になってから外国への憧れが目標に変わっていったんです。
 
――オーディションなどは受けてきたのですか?
 
福士
:オーディションも何度か挑戦してきました。でもうまくいかず……それでも、「いつか必ず夢を叶えるんだ!」という一心で英語の勉強を続けてきました。そして2022年、やっと自分の英語スキル、実力、メンタル、すべてが整ってきたかなと思える瞬間があったんです。

――では、2022年はターニングポイントだったんですね。

福士
:芝居に対するギアが一段上がったと感じました。劇団☆新感線の舞台も刺激的でしたし、『THE HEAD』で海外作品に出演する目標をクリアできて、NHKのドラマ『大奥』もやりがいのある仕事でした。
 
それから、公開が控えている映画『湖の女たち』の撮影では、大森立嗣監督からいろいろなアドバイスをいただき、勉強になりました。2022年は役者をやっていて、本当に楽しいと思えるいい1年でした。
 
――福士さんにとって芝居の魅力、演じる喜びはなんでしょうか?

福士
:普段生活していると、いろいろなことを意識したり、注意を払ったりしていますが、演じているときは自分自身の意識が取り払われるというか、無意識の世界に入る瞬間があるんです。集中力が高まり、ゾーンに入る感じ。表現が難しいのですが、それがすごく気持ちが良く、演じる喜びにつながっていると感じます。そういうゾーンに入れる芝居を目指していきたいです。
 

言葉、人種、国を超えた俳優になりたい 

THE HEAD S2

(C)Hulu Japan 

――海外で活躍している日本人俳優としては、真田広之さん、渡辺謙さん、最近では山下智久さんなどの先輩がいますが、真田さんは完全に海外に拠点を移して活動していますよね。福士さんも将来、そのようなことも視野に入れていますか?

福士
:海外の作品にはチャンスがあれば、今後もどんどん挑戦していきたいけれど、日本での仕事をまず大事にしたいと思っています。日本語でしかできない表現があるので、それも突き詰めていきたいです。同時に世界の人に伝わる言語でのお芝居もやっていきたいと思います。
(c)Hulu Japan 

『THE HEAD』Season2の共演者と一緒に記念撮影 (C)Hulu Japan 

――役者として目指す世界はありますか?

福士
:国、人種、言語のハードルを超えた俳優として活動することです。でも、まずはどんな国の人とでもコミュニケーションが取れることが大事だと思っています。人と人がつながるツールを持っていたいです。
 
僕は基本的にオープンマインドなので、声をかけてもらうこともうれしいですし、自分から積極的にコミュニケーションを取っていくタイプだと思います。今後は海外でのコミュニケーション能力をもっと上げていきたいです。
 
日本の撮影現場だとスタッフや共演者の皆さんと冗談を言いながら会話できるけれど、海外の方との共演だとジョークが思い浮かばない(笑)。そこはまだまだこれから鍛錬していきたいと思います。
 

ジョニー・デップとエディ・レッドメインが好き

――All Aboutは、皆さんに好きな俳優や作品について聞いているのですが、福士さんは外国映画やドラマもたくさん見ているそうですね。好きな俳優はいますか?

福士
:たくさんいます(笑)。でもあえて挙げるとしたら、まずジョニー・デップ。『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズ(2003、2006、2007、2011、2017)が世界中で大ヒットして以降、個性的なキャラクターの役を演じることが多いようですが、以前はヒューマンドラマにも多く出演していました。すごく惹き込まれる芯のあるお芝居が好きです。

あとエディ・レッドメイン。『リリーのすべて』(2015)『博士と彼女のセオリー』(2014)など、お芝居をしっかり見せる作品もあれば、『ファンタスティック・ビースト』シリーズ(2016、2018、2022)みたいなエンターテインメント作品にも出演しているし、彼の醸し出す雰囲気、出演作のチョイスなどすべてが好きです。

――では最後に、読者の皆さんに向けて『THE HEAD』Season2のご自身の見どころ、アピールポイントをお願いします。

福士
:初の海外作品ということで精一杯頑張りました。英語でのお芝居をぜひ見ていただきたいです。あと、ユウトはかわいらしい一面もあるので、そこも楽しんでいただければと思います。
 
取材・文/斎藤 香
 

福士蒼汰(ふくし・そうた)さんのプロフィール

THEHEAD S2

(C)Hulu Japan 

1993年5月30日生まれ。東京都出身。2011年にドラマ『美咲ナンバーワン!!』(日本テレビ)で俳優デビュー。同年『仮面ライダーフォーゼ』(テレビ朝日)の主役に抜てきされる。2013年NHK連続テレビ小説『あまちゃん』に出演して話題に。その後も映画、ドラマ、舞台など幅広く活躍している。

『好きっていいなよ。』『神様の言うとおり』『イン・ザ・ヒーロー』(いずれも2015)で第38回日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞した。

近作はドラマ『大奥』(2023/NHK)、ドラマ8『弁護士ソドム』(2023/テレビ東京)などに出演。最新作は映画『湖の女たち』(2023年11月公開予定)、ドラマ『大奥』Season2 幕末編(2023年秋放映予定/NHK)
 

Huluオリジナル『THE HEAD』Season2

陸から2700km離れた太平洋のど真ん中に浮かぶ巨大貨物船を装った秘密研究基地アレクサンドリア号。気候変動から人類を救うという崇高な目的のもと、天才生物学者アーサーが率いる優秀な科学チームが日々研究を進めていました。

ところがある日、研究員の一人が首なし死体となって発見されます。逃げ場のない隔絶された極限状態の中で、次々と起こる不可解な出来事と増えていく犠牲者に疑心暗鬼になっていく研究員や乗組員たちは、次第に互いを疑いはじめ……。

Huluにて独占配信中。全6話、毎週土曜日新エピソード配信。

監督:ホルヘ・ドラド

出演:ジョン・リンチ、キャサリン・オドネリー、ホヴィク・ケウチケリアン、モー・ダンフォード、ジョゼフィン・ネルデン、オリヴィア・モリス、福士蒼汰、ティエリ・ゴダール、他

(C)Hulu Japan

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