Q. 使用期限が過ぎた薬を飲んでしまいました。大丈夫でしょうか?
薬の使用期限が切れてしまった場合、どんなリスクがあるのでしょうか
薬局などで買える市販薬には、必ず「使用期限」が記載されています。たくさん残った状態で保管していて、使用期限が切れてしまうこともあるかもしれません。
使用期限が切れた薬を飲むリスクについて、わかりやすく解説します。
Q. 「使用期限が過ぎた市販薬は体に悪いのでしょうか? 気が付かずに1年以上前に使用期限が過ぎていた痛み止めを飲んでしまって不安です。」
A. 使用期限は守ることが基本! 異変を感じたら病院受診を
食品と同じように、薬も品質や効果を保証するために「使用期限」が設けられています。使用期間の長さは、薬の種類や剤形、保管状況などによって異なりますが、期限を過ぎると化学変化によって薬の効果がなくなったり、分解されて毒性のある物質に変化し、服用することで別の症状や病気を引き起こしたりする恐れもあります。また、保管状態が良くないと、細菌が繁殖して感染症を起こしてしまうケースもあります。市販薬はパッケージに記されている期限内で、病院で処方された薬も指示された日数内で、使い切るようにしましょう。
期限が切れていることに気づかずすでに服用してしまった場合、市販薬で1回程度であれば、その後の体調に変化がない場合は様子を見ても大丈夫なことがほとんどです。もし異変を感じた場合は病院を受診し、医師にご相談ください。また、周囲に「期限切れの古い薬を飲んだことがあるけど、大丈夫だった」などと言う人がいても、それはたまたまだと考え、期限切れの薬を使用しないようにご注意ください。