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「高級ドライヤー」だけの3つの魅力って?おすすめモデルを美容家電のプロが厳選

3万円~5万円ほどするような、高級ドライヤーに人気が集まっています。数千円で買えるモデルもあるのに、なぜ買う人が増えているのでしょうか。高級ドライヤーと一般的なドライヤーの3つの違いについて解説し、おすすめモデルを紹介します。

田中 真紀子

執筆者:田中 真紀子

白物・美容家電/育児用品ガイド

紫外線(UV)量が増える夏、肌や髪へのダメージを警戒する人も多いと思います。ですが、実は夏の前から「髪の紫外線ダメージ」に注意が必要なのはご存じでしょうか。5月頃に多く降り注ぐ紫外線の種類である「UVA」は、もう一つの紫外線の種類「UVB」より波長が長く奥深くまで入り込むため、髪に与える影響が大きいとされています(※1)。
 

そんな髪を守るために今、注目されているのが高級ドライヤーです。実は近年、価格が数万円するようなドライヤーが売れているのです。数千円で買えるモデルもあるのに、なぜ高いドライヤーを買う人が増えているのか、「高級ドライヤー」と「一般的なドライヤー」の3つの違いと、タイプ別のおすすめモデルを紹介します。
 

高級ドライヤーと一般的なドライヤーの「3つの違い」

●温度が違う
「昔のドライヤーはとにかく熱かった」という記憶がある人も多いと思います。同じ場所に当てすぎると火傷しそうな熱さを感じたり、夏にシャワーで汗を流した後、ドライヤーで髪を乾かしているうちにまた汗をかいたり……。昔のドライヤーは風量が弱かったため、風の温度を120℃前後まで上げることで、乾燥能力を補完していたのです。しかし、髪の主成分はタンパク質なので、60℃を超える高温にさらされると変性が始まり、傷み始めてしまいます。その点、高級ドライヤーは、高性能モーターを搭載することで、風量アップを実現し、温度を60℃前後まで下げても速く乾かすことを可能にしています。
 
●風の質が違う
髪を短時間で乾かすには、風量だけでなく、風圧や髪へのアプローチ方法も重要なポイントです。いくら大風量であっても、風が広がりすぎると髪や頭皮にしっかり届かず、風量ほどの速乾性を実感できません。さらに髪が乱れてまとまりにくくなったり、髪同士がこすれてキューティクルが傷つくこともあります。

そこで、各メーカーは独自のアプローチで風の質を研究し、直進性の高い風を地肌まで届けるものや髪をほぐしながら乾かしやすくするもの、風を面で送り出し広範囲を乾かせるものなどを開発。風をコントロールできるようにすることで、速乾性を高めているのです。

●髪や頭皮を守る機能が違う
髪は根本付近がもっともダメージが少なく、毛先に近づくにつれてダメージを受ける頻度が高くなっていきます。つまり、根本付近に近い状態を維持することが美髪ケアには重要です。髪にダメージを与える要因には高温のほか、静電気があります。髪は静電気を帯びるとキューティクルがはがれやすくなり、ヘアダメージにつながるため、近年は「マイナスイオン」や「プラズマクラスターイオン」など各社独自の技術で、静電気を抑制する製品が増えました。

高級ドライヤーとなると、これらの技術も進化。独自イオンが髪内部に潤いを与え、キューティクルを整えます。キューティクルが整うとダメージに強くなるので、ヘアカラーの流出を防ぎ、退色を抑えるという効果も期待できるでしょう。近年は、髪を乾かしながらミスト化したトリートメント成分を髪に噴霧するタイプも登場しています。

タイプ別!おすすめ高級ドライヤー3選

ここまで「3つの違い」を説明してきましたが、何を重視するかは人によってさまざまですよね。ここからは、タイプ別におすすめな商品を紹介します。

●温度を重視する人向け:シャープ「プラズマクラスタードレープフロードライヤー IB-WX3」

シャープ「プラズマクラスタードレープフロードライヤー IB-WX3」

シャープ「プラズマクラスタードレープフロードライヤー IB-WX3」(画像出典:Amazon)

過加熱によるダメージを抑える「センシングドライモード」を搭載。距離センサーが髪とドライヤーの距離を測り、髪に近づいたら温度を下げ、遠ざけたら温度を上げる温度コントロールを行うことで、髪の温度を常に55℃以下に保ちます。温度が低くても、2つの吹き出し口から風を吹き出す「ドレープフロー」が髪を立体的に押し分け、広範囲に風を届けることで優れた速乾性も実現。さらに、水分子に包まれたプラズマクラスターイオンが、イオンバランスを整え、髪に潤いを与えます。

シャープ プラズマクラスター ドレープフロードライヤー IBWX3N【送料無料】


●風の質を重視する人向け:A-Stage「Re・De Hairdry(リデヘアドライ)」

A-Stage「Re・De Hairdry(リデヘアドライ)」

A-Stage「Re・De Hairdry(リデヘアドライ)」(画像出典:Amazon)

重量わずか255gと軽量かつコンパクトながら、業界トップクラスの1分間の風量3.6立方メートルを実現したドライヤー界のニューフェイス。風速も秒速53mとスピーディーで、頭皮からしっかり速乾できます。スリムなボディで、付属のスタンドにすっきり収納できるほか、そのままハンズフリーで使うことも可能。旅行やジム、サウナなどにも手軽に持ち運べます。3色の落ち着いたニュアンスカラーで、デザイン面も魅力です。 


●髪や頭皮を守る機能を重視する人向け:パナソニック「ヘアードライヤー ナノケア EH-NA0J」

パナソニック「ヘアードライヤー ナノケア EH-NA0J」

パナソニック「ヘアードライヤー ナノケア EH-NA0J」(画像出典:Amazon)

マイナスイオンの1000倍の水分量を含むナノサイズのイオン「ナノイー」の発生量が従来の18倍になり、髪の潤いが1.9倍にアップ。水分がキューティクルの間に浸透し、滑らかでまとまりやすい髪に仕上がります。さらにミネラルマイナスイオンがキューティクルの密着性を高め、紫外線によるダメージ対策にも。ナノイーは頭皮にも潤いを与え、頭皮環境を整える効果も期待できます。

【新品】Panasonic パナソニック ヘアードライヤー ナノケア EH-NA0J-W ウォームホワイト
※1:ロレアル パリ「髪に与える影響は肌の2倍!? 春から始める髪の紫外線対策とダメージケア」
https://www.lorealparisjapan.jp/343
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※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。

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