Q1:鳥居をくぐる時は、真ん中を歩くのがいいでしょうか?

鳥居をくぐる前にまず一礼。けっして真ん中を歩かないこと

A:いいえ。神社に行くときは、神様のまん前が一番気がよいなどと言ってど真ん中を歩いて行く人もいるようですが、それは間違いです。真ん中は正中(せいちゅう)と言って神様の通り道ですから、失礼のないように、少し端の方に寄って歩きましょう。神前に行ったら、真ん中に立ってお参りしてもよいです


また、鳥居から先はご神域なので、くぐる前に、まず一礼を。

 

Q2:手水の作法は、お寺も神社も同じですか?

最後にひしゃくを立てて、残った水を捨てる

A:はい、そうです。聖域に入る前に心と体を清めるという意味がありますから、必ず行いましょう。


1.右手にひしゃくを持って水を汲み、左手にかけて左手を清めます。

2.次にひしゃくを左手に持ち替えて、右手を清めます。

3.もう一度ひしゃくを右手に持ちかえて左の手のひらで水を受け、口にふくんで清めます
※この際、ひしゃくに直接口を付けないように。

4.ひしゃくをもとのところに置いたらお清め完了です。
※ひしゃくを戻す前に、写真のように立てるようにすると、水が残らず、よりよいです。

Q3:神社では拍手を打ちますが、お寺で拍手はNGですか?

拍手を打つときは、右手を少し下にずらすと、よい音が出る

A:はい、よく間違える人がいるので、気をつけてください。お寺では、ただ静かに手を合わせるだけです。


柏手を打って音を出す理由は明らかではありませんが、願いをかなえるために神を呼び出すとか、邪気を祓うためなどとも言われます。音や声には、強いパワーがあるということですね。いずれにせよ、神社に響き渡る拍手の音は、すがすがしくて、とてもよいものです。

 

Q4:二拝、二拍手、一拝の正しい作法は?

拝は、体をきっちり90度まで折らねばならない

A:ゆっくり丁寧に、90度体を曲げる、拍手を打つときは右手を少し下にずらす、の三つがポイントです。


1.まず神前に進み、姿勢を正す。
※ このときは、神様のまん前(正中)に立ってかまいません。

2.背中を平らにし、腰を90度に折って拝をします。これを二度行います。
※やってみるとわかりますが、背中を曲げずに90度に体を折るのはけっこうきついので、多くの人が45度くらいしか折っていません。もしも、深く体を折っている人がいたら、それは、お参りの作法に通じた人でしょう。

3.胸の高さで両手を合わせ、右の指先を少し下にずらします。
※これもやってみるとわかりますが、両手をぴったりそろえるより、少しずらした方がよい音がします。

4.肩幅程度に両手を開き、二度打ちます。

5.指先をそろえます。最後にもう一度、拝をします。

なお、出雲大社などでは、少し違う参拝作法があります。神社内の表示にしたがって行いましょう。

Q5:参拝の際に唱えるとよい言葉はありますか?

この言葉を唱えると、お参りがより効果的に 写真提供:高麗神社(埼玉県)

A:はい、以下のような神拝詞(となえことば)があります。

祓い給い 清め給え(はらいたまい きよめたまえ)
神ながら(かむながら)
奇しみたま(くしみたま)
幸え給え(さきわえたまえ)

もうひとつ心得たいことは、神社はもともとが、五穀豊穣など、その神社がある地域全体の幸福を祈るためのものだということです。したがって、個人的なお願いごとだけでなく、まずは、守っていただいていることに対するお礼と、個人を離れた大きな願いごと、たとえば、世界の人々が平和に暮らせますように、などをお願いすることも大切だと思います。
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