その1:いつものスーパーの底値を知る
食品は、基本的に同じスーパーなどで買い物をしている人がほとんどではないでしょうか。そのとき、同じ商品であるのに曜日や時間帯、セールなどで価格が違うことに気付いている人は多いでしょう。そこで食費を節約のポイントとなるのが、食材の底値を把握しておくことです。
まずはいつも買い物をするスーパーへ行って、食品ごとの価格のチェックから始めてください。何曜日にいくらなのか、特別なセールのときにはいくらなのかを記録をつけておくことで、底値(最安値)が自然と分かってきます。
一般的にスーパーでは、曜日ごとに安い商品が設定されていたり、割引価格で販売する日が設定されていたりします。これは、定番の食材によく見られるスーパーの戦略です。欲しい食材が、定期的な割引商品の対象になっているなら、購入するタイミングを割引のある日にしてください。
また2~3カ月に1回の割合で、大幅な値引きのあるセール等が開催されます。これらの日がいつなのかを把握しておくことも大切です。大幅な値引きがある場合は、生鮮食品も対象になります。このときに購入し、下処理をして冷凍保存することをおすすめします。
なお、商品の仕入れはスーパーごとに違っていますので、食材の得意、不得意があります。1軒のスーパーに限らず、近所にある2~3軒のスーパーの底値を把握することをおすすめします。
その2:在庫を管理して無駄遣いを防ぐ
いくら安いからといって、買い過ぎて使い切れなかったら、食材は無駄になってしまいます。そのため在庫を管理することが大切です。冷蔵庫、冷凍庫に保存するときには、いつまでに食べ切るのかとともに、数量も分かるように明記しておきましょう。
生鮮食品などは冷凍保存するときには、必ず何月何日に入庫したのかを明記し、いつまでに使い切るのかの明記もしておきます。食材によって賞味期限は変わりますが、生鮮食品なら1週間以内、調理済みでも2週間を超えないようにしてください。
とはいえ、冷凍保存は万能ではありません。保存期間が長くなるほど味は落ちてしまいますので、できるだけ早く使い切れるようにすることが大切です。
調味料などの場合、1キロや1リットルなどのタイプのものを購入し、そこから使う分を小瓶等に移して使っている人は多いようです。しかし、めったに使わない調味料なら、使い切れるサイズのものを購入することをおすすめします。内容量が多いものより割高になりますが、無駄にならなければ余計な出費は防げますし、在庫で余計なスペースを取らなくてすみますよ。
在庫の確認をするときには、実際に目で見て確認することが大切です。キッチンや家計簿にストック表を作っておき、在庫が切れたら早めに購入する習慣を身に付けましょう。底値表も一緒に管理しておけば、安値の日を選んで購入できます。
商品が安いときには、あれこれと買いたくなってしまいますよね。冷蔵庫、冷凍庫に保存するときには、いつまで食べ切るのかとともに、数量も分かるように明記しておきましょう
その3:高額な食材や旬のものは予算や購入する日を決めておこう
いわゆる高級といわれる食材の場合、値段は下がりにくく高額のままなのですが、季節の食材なら、旬のタイミングで食べておきたい食材です。元々高額な食材の場合、いくらなら購入するのか、あらかじめ予算を立てて購入してはいかがでしょうか。また旬の食材の場合、必ずセールする日があります。セール日以外は購入しないというルールを決めておけば、高値づかみを防ぐことができます。
今回掲げた3つのポイントはすぐに実践できることばかりです。底値買いなどはゲーム感覚でもできます。今すぐチャレンジしてみてください。