亀山早苗の恋愛コラム

6割超の独身男女が「結婚を諦めた」と回答、「もともと結婚願望がない」女性たちが急増中?(2ページ目)

結婚に関するアンケート結果によれば、「結婚を諦めた」人が6割にのぼるという。もともと「結婚願望はない」女性が急増しているのでは……

亀山 早苗

執筆者:亀山 早苗

恋愛ガイド

  • Comment Page Icon

父に遠慮して生きる母親の姿が辛かった、との声

「高校生くらいから、私はひとりで生きていこうと思っていました」

そう言うのはサヤカさん(40歳)だ。客観的に見れば特に問題のある家庭に育ったわけではないが、「母を見ているのがつらかった」という。父親が暴力的なわけでも浮気者だったわけでもない。それでも、父に遠慮しながら生きているようにしか見えない母が、彼女の心を刺激した。

「うちはきょうだいが3人いて、私たちが小さいころは母がワンオペで子育てをしていたと聞いています。父もわりと子どもとは関わっていたけど、それは私たちが小学校に上がって以降の話。それより前は大変だったと思います。母は昔は『子育ては楽しかったわよ』と言っていたけど、私たちが成人してからは『子どもなんてひとりで大きくなったような顔をするんだから』と愚痴を言っていたのも聞いたことがある。自分が必死になってやってきたことは何だったのかと思ったのか、結婚して子どもをもつというのはそんなものなんだと諦めがついたのか、そのあたりはわかりません」

ただ、サヤカさんは愚痴を言う母を見ながら、「私はああいう生き方をしたくない」と感じていた。母を否定するつもりはないが、特に大恋愛というわけでもなく、「みんながするものだと思っていたから結婚した」という母には同意できなかったのだ。

「私は私で生きていく。高校時代になんとなくそう決めたんです。それからはほとんどぶれずにやってきましたね。恋愛はしてきたし、これからもしたいけど、家庭を持つことはイメージできないんです。仕事から帰ってきて、ひとりでおつまみを作ってビールを開けた瞬間、あー、ひとりでよかったと思ってしまう……。こういうタイプは結婚しないほうがいいんじゃないでしょうか(笑)」

気楽にひとりで生きていく。そう言うと「今はいいけど、年をとったらどうするの」と絡んでくる人が必ずいる。サヤカさんは、「年をとっても、極力、人には頼らず生きていくと言うしかありません」と毅然とした口調で言った。
【編集部からのお知らせ】
・「20代男性俳優」について、アンケート(2024/5/31まで)を実施中です!(目安所要時間5分)

※抽選で30名にAmazonギフト券1000円分プレゼント
※回答上限に達し次第、予定より早く回答を締め切る場合があります
  • 前のページへ
  • 1
  • 2
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。

あわせて読みたい

あなたにオススメ

    表示について

    カテゴリー一覧

    All Aboutサービス・メディア

    All About公式SNS
    日々の生活や仕事を楽しむための情報を毎日お届けします。
    公式SNS一覧
    © All About, Inc. All rights reserved. 掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます