両親が映画好きなので、私も映画が大好き!
――All Aboutでは、インタビューの時に好きな映画を聞いているのですが、伊藤さんのお気に入りの作品を教えていただきたいです。伊藤:最近は『キングスマン』(2015)と『キングスマン:ゴールデン・サークル』(2018)を観ました。面白かったです。英国紳士がスパイという設定がカッコイイ。秘密の部屋があったり、地下に武器がずらりと並んでいたり、カッコ良すぎてときめいちゃいました(笑)。 あと、劇場で『リコリス・ピザ』(2022)を観ました。主役の男の子と女の子がオーディションを受けるシーンの女性が面白すぎて(笑)。2回も観てしまいました。 ――小さい頃から映画はよく観ていましたか?
伊藤:両親が映画好きなので、よく観ていました。『バック・トゥ・ザ・フューチャー』(1985)や『ジュラシック・パーク』(1993)とかも大好きです! ハリウッド大作もよく観ていました。 ――ご家族が映画好きなら、今、伊藤さんが映画界で活躍しているのはうれしいでしょうね。
伊藤:どうでしょうか(笑)。私から出演する映画について、家族に話すことはないです。公開日を教えることもありませんし……。でも、いつも絶対に観てくれるので、きっと喜んでいると思います。
伊藤万理華の集大成!といえる本を出版
――伊藤さんは俳優のお仕事だけでなく、アーティスト活動もされていますが、そちらのお仕事についても教えていただけますか? 伊藤:私がディレクションに関わった書籍『LIKEA』(PARCO出版)が、2022年12月20日に発売されます。大きいサイズなのですが「家の中の邪魔になる本にしたい」と思いまして(笑)。参加してくださるアーティストの方も私が決めて打診したりと、すごく深く関わった本です。企画がスタートしてから完成まで、1年くらいかかりました。その分、中身のボリュームがとても多くて、文章や写真、漫画、対談、自分の近況など「こういう本です」とひと言で言い表せない内容となっています。今までの全てが詰まった、伊藤万理華の集大成といってもいい本ですので、たくさんの方に手に取っていただきたいです。 ――それは力作ですね!
伊藤:また『LIKEA』をより立体的に楽しめる個展『MARIKA ITO LIKE A EXHIBITION LIKEA』も開催します! 『LIKEA』の内容をベースにした体験型イベントで、グッズもあります。いろいろな仕掛けを考えて、遊んでいただけるイベントになりますので、こちらも楽しみにしていただきたいです。
でも、まずは映画『そばかす』。本当にめちゃくちゃ素晴らしくて、誰かの救いになる映画なので、ぜひ観てください!
撮影・取材・文/斎藤 香
伊藤万理華(いとう・まりか)
1996年、大阪府生まれ。2011年から乃木坂46一期生メンバーとして活動し、2017年に同グループを卒業。その後は映画や舞台などで女優として活躍。主な出演作は『映画 賭ケグルイ』(2019)『潤一』(2019/関西テレビ)『お耳に合いましたら。』(2021/テレビ東京)『月刊「根本宗子」第17号「今、出来る、精一杯。」』など。初主演映画『サマーフィルムにのって』(2021)で第13回TAMA映画賞にて最優秀新進女優賞、第31回日本映画批評家大賞の新人女優賞を受賞。近作は『もっと超越した所へ。』(2022)。今後の作品として2023年春公開作『まなみ100%』がある。また、クリエイターとしての活動も活発。2022年12月20日に書籍『LIKEA』(PARCO出版)を発売。自身3回目の個展『MARIKA ITO LIKE A EXHIBITION LIKEA』も開催する(2022年12月2日~19日)。
『そばかす』
2022年12月16日より、新宿武蔵野館ほか全国順次ロードショー監督:玉田真也
企画・原作・脚本:アサダアツシ
出演:三浦透子、前田敦子、伊藤万理華、伊島空、前原滉、前原瑞樹、浅野千鶴、北村匠海(友情出演)、田島令子、坂井真紀、三宅弘城