出品者も購入者も、相手との合意が必要
キャンセルをしたいと思ったのが出品者でも購入者でも、まずは相手に連絡をしてキャンセルしたい旨を伝えます。そこで合意を得られれば、キャンセルの手続きをすることになります。キャンセルの理由にもよりますが、相手がキャンセルに応じてくれない場合もあるかもしれません。そのような時には、まずはPayPayフリマカスタマーサービスに相談をして指示を仰ぎましょう。場合によっては「商品満足サポート」を活用できるかもしれません。
これは、ヤフオク!とPayPayフリマの両方で使えるサポートで、1年に1回まで購入金額の100%と同額をPayPayポイントで付与してくれます。ただし上限は1万円相当までなので、購入代金によってはカバーしきれないこともあります。
キャンセルの疑問1:返金はどうなる?
取引がキャンセルになると、お金が戻ってくるのかが購入者にとって一番気がかりなことでしょう。返金に関しては、商品が発送される前なのか、それとも後なのかで対応が異なります。■商品の発送前のキャンセル方法
商品が発送される前ならば、出品者が取引画面上で「取引のキャンセル」をすると、代金は返金されます。
商品がなかなか発送されない場合は、購入者からキャンセルの手続きが可能です。支払いから8日を過ぎても発送がされない場合は、決済完了から8~14日後の間であれば取引画面の[この取引をキャンセルする]ボタンから購入者がキャンセルできます。もし14日を過ぎてしまったら、取引は自動的にキャンセルされます。
もし支払い時にクーポンを使っていたら、キャンセルした5分ほど後でクーポンが戻ってきます。ただし、キャンセルのタイミングでクーポンの使用期限が切れていたら、再度取得することはできません。
■商品が発送された後のキャンセル方法
商品が発送されてしまったら、PayPayフリマのシステム上、出品者も購入者もキャンセルの操作ができません。そのため取引画面上で購入者が出品者に金融機関の口座情報などを伝えて、出品者から直接振り込んでもらうことになります。
キャンセルの疑問2:返品はどうすればいい?
キャンセルをしたら商品を返品することになります。ここで「おてがる配送」は使用できないので、一般の宅急便やゆうパックなど、追跡や補償がある方法を使うようにしましょう。気になるのが送料の負担ですが、それは話し合いによって決めていきます。キャンセルになる原因がどちらにあるのかで決めることになるでしょう。
もし送料負担が購入者に決まれば元払いで料金を支払えばいいのですが、出品者のときは着払いで送ることになります。この場合、全国一律料金で送れないことが多いので、送料の負担金額が大きくなってしまう可能性もあります。
返金と返品、どちらが先?
返金と返品はどちらを先に行えばいいのでしょう。PayPayフリマでは、購入者が返金を確認した上で商品を返品することをおすすめしています。しかし取引の状況によって、順番が逆になることもあるでしょう。出品者と購入者で話し合って決めていくことが大切です。PayPayフリマでも、商品の返金や返品のトラブルはありますから、万が一自分の身に起きた時のためにキャンセル方法を知っておくと安心ですね。どうしてもトラブルが解決できないならば、PayPayフリマカスタマーサービスに相談するように心がけましょう。
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