「買ってやる」という態度で大幅な値下げ交渉をしてくる
出品者が苛立ってしまう購入希望者は、主に値下げ交渉の時に現れます。値下げ交渉をするのはいいとしても、いきなり半額で交渉をしたり、タメ口でコメントをしたりするなど、出品者にとっては驚くようなことをするユーザーです。多くの問題は、購入希望者のコメントの書き方にもあります。「半額になりますでしょうか?」なら出品者も「いや~、ちょっと無理でしょう」となるのですが、「半額なら買います!」「半額なら買うけど、どう?」といったコメントをするユーザーもいます。これには出品者もカチンときてしまうもの。「半額なら買ってやる」という上から目線のコメントだからです。
当然、買ってくれる人がいないと取引が成り立たないので、出品者もできれば交渉に応じたいところです。しかし購入希望者の「買ってやる」という態度は好ましくないでしょう。出品者がイラッとする気持ちも分かります。
・対処法
出品者はここで苛立ちを見せてはいけません。売り言葉に買い言葉では冷静になれず、思ってもいないことをメッセージに書いてしまう可能性があるからです。冷静になって値下げを断りましょう。苛立ちを表すような言葉は書かず「その価格に下げることはできません」の一文だけでOKです。
「やっぱりいらないからキャンセルして」と言ってくる
メルカリは取引のキャンセル自体は可能ですが、問題はその理由です。もし出品した商品に何らかの問題があり、それが商品説明に書かれていないならば、購入者からのキャンセルは可能でしょう。出品者に落ち度があると判断できるからです。一方、買った洋服のサイズが合わない、イメージしたものと違うという理由で、出品者にキャンセルのお願いをしてくる購入者もいます。「やっぱりいらないからキャンセルしたい」というのは、納得も共感もできない理由でしょう。購入者の身勝手な理由なので、出品者はイラッとしてしまいます。この場合、当然キャンセルを受け入れる必要はないと筆者は考えます。「いらなくなったという理由では、キャンセルを受け入れることはできません」と伝えて、取引を続けるようにしましょう。
もし不安が残るようならば、メルカリ事務局に相談をするのも手です。購入者もメルカリ事務局に連絡をしているかもしれませんが、間に入ってもらった方がトラブルが大きくならないこともあります。
「商品が届かないからどうにかして」と言ってくる
商品発送後、到着まで時間がかかると購入者も不安な気持ちになってしまいます。メルカリ便ならば配送状況が分かるのですが、なかなか動きが見られないこともあります。そうすると購入者から「商品が届かない」とメッセージがくることもあるでしょう。中には「商品が届かないからどうにかしてください」という内容のメッセージもあります。すでに商品は出品者の手を離れてしまっているので、出品者はどうすることもできません。出品者にクレームを入れるのはお門違いです。筆者が過去に経験したことがあるのは「配達済み」となっている商品がポストに入っていないというクレームです。ゆうゆうメルカリ便のゆうパケットで送った商品でしたが、購入者がいくらポストの中を見ても入っていないというのです。
郵便局に問い合わせても「確かにポストに入れた」となり、平行線のまま。当然購入者は筆者に「ちゃんと発送したのか?」「郵便局に問い合わせてくれないか」などメッセージを送ってくるのですが、発送したという証拠はありますし、そもそも手元にない商品ですからどうすることもできません。郵便局に問い合わせましたが、やはり配達済みになっているとの返事でした。その後購入者からの連絡はないまま、結局取引は自動的に完了しました。
このように出品者にクレームを言っても、出品者自身どうすることもできないケースもあります。とはいえ何も協力をしないのではなく、配送業者さんに問い合わせてみるなど、誠意ある態度を見せることが大切でしょう。
購入側が出品者に対して、強気の態度で臨んでくることもあります。出品者からすればイラッとするポイントですが、大人の対応を心がけたいですね。
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