2022年10月に発売されたMINISFORUM製のミニPC「MINISFORUM UM480」をレビューしつつ、小型で性能の高い「ミニPC」のおすすめポイントを解説していきます。
ミニPCとは
自宅で利用するパソコンは、大きな筐体のデスクトップパソコンが一般的でしたが、ここ数年は小型なミニPCの人気が高くなっています。ミニPCは、ノートパソコンのCPUを使い、拡張性を少なくして小型化したパソコンです。ノートパソコンのCPUは、デスクトップパソコン並みに処理速度が速く、ミニPCで利用しても十分実用的です。ミニPCは小型なため、一般的なデスクトップパソコンと比較すると、省スペースで利用できるのが特徴。モニター背面に固定できるマウンターを利用すると、さらに省スペース利用ができます。
コスパの良いミニPC「MINISFORUM UM480」
「MINISFORUM UM480」は、ミニPCの中で人気の高いMINISFORUM製の商品です。CPUに「AMD Ryzen 7 4800U」を搭載しています。最新のCPUではありませんが、7nmプロセスで8コア、16スレッドのCPU、最大4.2GHzで駆動しますので、高性能となっています。OSは「Windows 11 Pro」を搭載し、価格が5万円前後とコスパが高いモデルです。 本体サイズは127.6(幅)×127.6(奥行き)×48.2(高さ)mm、本体重量約586gと小型の筐体。スタンドとモニター裏に固定できるVESAマウンタが付属します。前面に2つのType-Cポートを搭載して、DP映像出力とUSB 3.2 Gen2に対応。背面に、HDMI、USB-C、LANポートを搭載し、4K画質で2台のモニターに同時出力が可能です。
メモリとストレージの拡張性も確保
ミニPCは小型の筐体のため、デスクトップパソコンと比較して拡張性が低くなっていますが、UM480はミニPCながらメモリとストレージの拡張性があります。モデルはメモリ8GBまたは16GB。メモリスロットを2つ搭載しており、最大64GBまで拡張可能です。ストレージ256GBまたは512GB M.2 SSDを搭載しながら、拡張ベイ搭載で2.5インチSSDを搭載可能です。UM480は、非常に小型ですが、デスクトップパソコン並みの性能を搭載しています。ゲーム専用パソコンには性能で劣りますが、一般的なゲームや動画であれば快適に操作が可能。コスパの良いミニPCを探している人にはおすすめの製品といえるでしょう。