そんなときの「相手を不快にさせない対処法」をコミュニケーションの専門家・藤田尚弓がご紹介します。
「はぁ~」その大げさなため息、どうにかして!
イラスト:poko
感情は感染するといわれています。たまにならともかく、大きなため息を何度もつかれると、周りにいる人の気分にも影響しそうです。本人にとっても「ヤル気がない」といった悪い評価につながる非言語行動になるので、なんとか改善してほしいですよね。
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「幸せが逃げちゃう」迷信を利用して声掛け
気まずい思いをしないで直してもらう声掛けとしては、迷信を利用した「幸せが逃げちゃう」というフレーズがおすすめです。後輩が大きなため息をついたときに「ため息をつくと、幸せが逃げちゃうよ」と、笑顔で声を掛けてみましょう。
これなら批判されたような気持ちになることもないですし、ため息をつくたびに声掛けをしてもカドが立ちません。ため息が癖になっているだけの場合、何度か声を掛けることで改善するはずです。
疲労やストレスを労ってあげる
それでも改善しない場合は、ストレスなどの原因で呼吸が浅くなっている可能性や、なんらかの理由で疲労や心労がたまっている可能性があります。深呼吸には自律神経を整えてくれる効果があるので、無意識のうちにため息で不快症状をやわらげているのかも知れません。
もし、何度か声掛けをしても直らないときには「疲れてるんじゃない? 一緒に深呼吸しよう」と深呼吸を促してみてください。
自発的な深呼吸でつらさが軽減できるようになれば、無自覚なため息で周りに迷惑をかけることもなくなりますし、自分の体調や心の変化にも気づきやすくなりますよ。
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