共感の相槌として便利な「なるほど」と「たしかに」。でも後輩が連発すると、なぜか偉そうに聞こえてきてモヤモヤする……、そんな経験はありませんか? カドを立てずに口癖を指摘する方法をコミュニケーションの専門家・藤田尚弓がご紹介します。
「なるほど~」「たしかに」の連発は偉そう!?
イラスト:poko
たかが相槌、されど相槌。些細なことかも知れませんが、よく使う相槌が気になってしまうと、語感だけでなく、使っている人の調子の良さ、思慮の浅さなど、性格まで気になってしまうこともありそうです。
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「なるほど」という相槌を失礼だと感じる人は多いという調査結果もありますが、「失礼だから直しなさい」と言ってしまうのは、残念な上司・先輩だと思われそうです。
できれば、いきなり注意するより、自分で気づいて直してもらう形で伝えたい。そう思う人におすすめなのは「モノマネ」です。
仕草や表情をマネしてみる
「なるほど」「たしかに」を連発する部下は、どのような仕草(例:腕を組むなど)で、どのような表情(例:ドヤ顔など)をしているでしょうか。
よく観察して、本人がやったときにモノマネを披露しましょう。モノマネをされるのは恥ずかしいものなので、それ以降、口癖になっている相槌は激減するはずです。
「モノマネはちょっと……」という人は
モノマネをするのは気が引けるという人は、雑談をしているときなどにチャンスを見つけて、「そういえば〇〇さんは、『なるほど』と『たしかに』が口癖だよね」と笑顔で伝えてみましょう。
指摘している、批判しているというニュアンスを抑えるためには、「私は『さすがですね』が口癖なんだけど」といった、自己開示とセットで伝えるのがおすすめです。
「何度も使ってしまって、周りをイライラさせてしまったことがあるんだよね」といった失敗談を装って、相槌の連呼が周りによい印象を与えないことを、それとなく伝えてみましょう。
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