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PayPayフリマで、販売価格よりも送料が高くなったらどうなる?

PayPayフリマには着払いがなく、送料負担は出品者です。もし販売価格よりも送料が高くなってしまったら、どうすれば良いのでしょうか。

川崎 さちえ

執筆者:川崎 さちえ

フリマアプリ・ネットオークションガイド

PayPayフリマで送料が販売価格よりも高くなった場合はどうすれば良い?

PayPayフリマで送料が販売価格よりも高くなった場合はどうなる?

PayPayフリマでは、送料の負担は出品者と決まっています。メルカリのように着払いで送る方法がないからです。だからこそ、商品をコンパクトに梱包するなど工夫をして送料を抑えるのですが、販売価格よりも送料が高くなってしまうことがあるかもしれません。その場合、どうすれば良いのか、この記事で解説していきます。
 

PayPayフリマの送料は出品者負担

PayPayフリマの配送方法は大きく2つ。「おてがる配送(ヤマト運輸)」と「おてがる配送(日本郵便)」です。「おてがる配送(ヤマト運輸)」はネコポス、宅急便コンパクト、宅急便があり、「おてがる配送(日本郵便)」はゆうパケット、ゆうパケットポスト、ゆうパックがあります。いずれも送料は出品者が負担します。

メルカリや楽天ラクマの場合、定形外郵便やレターパック、ゆうパケットプラス、着払いでの発送などもありますが、PayPayフリマはこれ以外の配送方法はありません。出品者が配送方法で戸惑うことがないように、という狙いがあります。
 

送料が販売価格を超えると「後日請求分」になる

商品が売れたら、販売価格からは出品手数料(販売価格の5%)と送料が差し引かれます。もし販売価格よりも送料が高くなっても、すでに売上金があれば、そこから引かれるので問題ありません。

一方で、売上金がなく、販売価格から送料を全額差し引かれない状態になったならば、差額が後から請求される「後日請求分」の扱いになります。販売価格から手数料と送料を引いた差額なので、請求される金額は送料と一致せず、少なくなります。

例えば、600円で販売した商品を発送したら、送料が700円だったとします。600円からは販売手数料として30円(販売価格の5%分)が引かれるので、570円になります。そして送料が700円なので、130円のマイナスになるのです。この分が「後日請求分」となり、Yahoo!ウォレットに登録した支払い方法に請求されることになります。
 

販売価格を決めるときに、送料も確認する

販売価格よりも送料が高くなってしまうのは、出品者のミスと言って良いでしょう。出品する時に、ある程度送料を調べておく必要があるからです。「おてがる配送(ヤマト運輸)」であれば、少なくともネコポス、宅急便コンパクト、宅急便のどの方法で送るのかを決めておけば、送料の目安も分かります。販売価格は、手数料と送料から逆算して決めていくことが重要なポイントです。
 

商品代金から送料が多く差し引かれたらどうなる?

逆に商品代金から、本来の送料よりも多く差し引かれてしまったらどうなるのでしょうか。例えば請求された送料の荷物のサイズよりも、実際の荷物のサイズが小さかった場合です。

このようなことが起きたら、「送料後日返金分」として、Yahoo!ウォレットに登録している受取口座に返金されます。受取口座というのは、Yahoo! JAPANのサービスを利用して入金が発生した時に、お金が入ってくる口座のことです。登録をしていないと返金されないので、登録をしておきましょう。

送料が販売価格よりも多くなってしまっても、後日、きちんと差し引かれるので焦る必要はありません。ただし、もし差し引くことができなかったら、PayPayフリマの利用を止められてしまう可能性もあります。販売価格と送料はきちんと計算をしてから出品するのが基本といえるでしょう。


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