夫婦関係

夏の帰省に妻たちは…「汚宅」義母のヤバすぎる息子ラブ?セクハラ義父の「おっとっと」にゾワッ!

妻のみなさん、この夏はお疲れさまでした! 実に3年ぶりの「行動制限のない」お盆休みとあって、久々の義実家で新たなイライラ・モヤモヤ体験に遭遇した方も少なくなかったようです。

三松 真由美

執筆者:三松 真由美

夫婦関係ガイド

この夏、妻たちはキレていた?

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2022年夏、実に3年ぶりの「行動制限のない」お盆休み。コロナ禍第7波といわれつつも、パートナーの実家に数年ぶりに帰省したという方も多かったかもしれません。

久々の義実家で、相変わらずだったこと、新たに遭遇してしまった嫌な体験など、ストレスフルな夏休みを過ごした方も少なくなかったようです。「みなさんお疲れさま!」の意味を込めて、筆者が主宰する「恋人・夫婦仲相談所」に寄せられた妻たちの声を紹介してみましょう。
 

“潔癖”義母からの除菌攻撃

もともと几帳面で神経質な義母でしたが、久々に会ったら、コロナ禍で潔癖症が暴走状態でした。本人は糖尿病の持病ありなので、コロナに対しては「ハイリスク」な人ではあるのですが、それにしても口を開けば「消毒消毒」で、嫁としては超ストレスでした。

孫たちが触ったドアや家具を「A子さん、あなたが責任もって全部除菌シートで拭いておいてね」と厳命。一度、授乳中に言われたので「今はちょっと手が離せないので、後で」と返事をしたら「私を殺す気!?」と大騒ぎ。だったら「今年ぐらいは孫の顔を見せに来なさい」なんて言わなきゃいいんですよ、こっちだって喜んで帰省しているわけじゃないんですから……。
 

“過干渉”義母からの無神経な爆撃

2019年秋に結婚した後、そのままコロナ禍になってしまったので結婚3年近くたって初の義実家への帰省。義母は開口一番、「もうとっくに2人ぐらい産んでると思ってたのに、まだ全然なの? 早くしないと。B子さんの年だと卵子が劣化しちゃうのよ」と先制攻撃。

その後も無神経な「爆撃」は続き、

「不妊検査とかちゃんとやってる? やってるんだったら、きちんとこっちにも結果を報告してちょうだい」

「うちは本家だから、男の子を産んでもらわないと困るのよ。あたしもこの家に嫁に来たときにプレッシャーが大きかったわぁ」

「子どもは、絶対3人はいたほうがいいわよ。最近はお金がかかるから2人でも仕方ないけどねぇ。まあ、私が口出しすることじゃないけど」

その通り! わかってるなら口出ししないでっ!
 

“ドケチ”義母からのマネハラ発言

とにかくケチでお金の話が大好物な義母。私のネイルを見ては、

「C子さんは爪もきれいにしてるのねぇ。お金があってうらやましいわ。私なんか余裕がなくてそんなの人生で一度もやったことないわ」

髪を見ては、

「C子さん、染めてるでしょう。年の割に派手な感じだけど、いくらかかるの?」

ペットボトルのお茶を飲んでいると、

「ペットボトルを買ってると割高よねー。麦茶は自分で作ったほうが安くておいしいわよ」

さらには、時間がないのでコンビニで牛乳を買うと

「コンビニで牛乳を買う人、初めて見たわー! ○△スーパーだったら、水曜は牛乳が163円よ。コンビニより45円も安いわ。いつもそんな手抜きをしてたらお金なんか貯まらないわよ」

……と、攻撃はとどまるところを知りません。

ちょっと待ってよ! コンビニなら歩いて行けるのに、○△スーパーは車で片道15分もかかる距離。ガソリン代と往復の時間を考えたら、牛乳1本だけのためにスーパーに行くのは全然節約じゃないと思うのですが、とにかく嫌み+お金の話ばかりをする人で、怒りがおさまりません。
 

“イライラ”義母の嫁いびり

孫が懐かないのを私のせいにする義母。

「ママが○○ちゃんになかなか会わせてくれないから、バアバのことを覚えられないんでちゅよねぇ」

と、生まれてからずっと息子に話しかけるのを見てイラッとしていました。

2年前まではともかく2022年になってからは、車で1時間の距離の義実家には月1回ペースで訪問しています。逆に年に1回以下しか会っていない私の実家の両親とは大の仲良し。ずっと抱っこ抱っこって言ってます。子どもたちは些細なことでイライラして自分のママを怒鳴りつけるようなおばあちゃんには、どう対応するべきかちゃんとわかってるんです。
 

“捨て下手”義母のヤバすぎる息子ラブ

物を捨てられない義母の性格を反映し、とにかくガラクタやゴミがあふれかえっている義実家。泊まりにいくたびに、除菌消臭剤を持参します。

今年の帰省で「こんなのが引き出しから出てきたのよー」と嬉しそうに見せてくれたのは、夫が使っていたという、こびりついた染みが黒く固まり、全体が茶色く変色した布製のよだれかけ。

「息子くんがお気に入りだったやつなのよー。思い出がいっぱいで捨てられなくって」

とウキウキしている様子を見て、息子ラブに背筋が寒くなりました。

ほかにも夫が子どもの頃使っていたものが溢れています。衛生面でもよくないですよね。バイキンの塊です。家中消毒したい気持ちです。
 

“家事下手”義母の真っ黒な金属ざる?

私は潔癖なほうではないと思いますが、義実家はいろいろ無理です。もとからあった「模様」かなと思うほど、壁一面が黒カビで覆われているお風呂は入る気がしません。

食器も洗い残しが多く、お茶碗にカピカピになったご飯粒がついているのはほぼデフォルトです。黒い異物がびっしりついたステンレスざるは、もはや水を通さないのではないかと思うレベルです。

「コロナ禍だから、気持ちが沈んでお掃除が行き届かなくって」と義母は説明しますが、コロナ禍のせいというより、「家事をしたくない」という自分の欲求に、だんだん忠実になってきたせいなのかなと思います。なんでもコロナのせいにしないで。
 

“ノーマスク”義父が振りかざす謎理論

以前からちょっと気になってはいましたが、このコロナ禍で特に嫌だと思うようになったのは、義父が石鹸で手を洗わないこと。さっと流水に手をくぐらせる程度が普通で、外から帰ったりトイレの後でも全く手を洗っていない様子も何度か目撃しました。その手で10カ月の娘に触ろうとするなんて言語道断! 絶対に触らせたくありません。

しかも、基本、外出して人と会う時もノーマスク。「田舎だから大丈夫」という謎の理論で、大声でしゃべったり笑ったりしています。百歩譲って自分をリスクにさらすのは自由ですが、「マスクをしているのは相手に失礼」と私たちにもノーマスクを強制してくる考え方にはどうしても賛成できません。結局滞在半ばで、夫を置いて私と娘で一足先に電車でこちらに戻ってきました。今頃きっと「最低な鬼嫁」と言われているのでしょうが、娘と自分を守るために正しい行動をしたと思っています。
 

“セクハラ”義父の「おっとっと!」

台所に立っている私の後ろを通るとき、義父は結構な頻度で体を軽くぶつけてきたり、手で私の背中や腰に触れるんです。一応よろけたふりをして「おっとっと!」などというのですが、わざとやっているようにしか見えません。また、義実家は風呂の脱衣場と洗面所が同じところなのですが、私が風呂に入っている時に限って、何度も洗面所をうろうろしています。鍵を掛けることもできるので、一度掛けてみたら、「手が洗えないからカギを掛けないで」と言われました。手なら、台所でだって洗えるのに。

さらに、孫を抱っこしている時に赤ちゃんが泣きだすと「お、ママのおっぱいがのみたいのかな? おっぱいチュウチュウしたいよねぇ……」といいながら私の方をチラチラ見ます。マジでセクハラ。ホントに気持ち悪い。義父がストレス過ぎます。
 

“KY”義父のネガテイブ孫指導

小学生の息子が夏休みの宿題を義実家でやっていると、頼みもしないのに「どれどれ、おじいちゃんが教えてやるぞ」と、息子の隣に座りこんできた義父。息子の計算練習をのぞき込み、「こんなのもできないのか」「これを間違うようじゃクラスで馬鹿にされるぞ」など、大きな声でネガティブな発言をするのが、ホントにイライラします。

さすがに息子も嫌気がさして、宿題をやめてゲームを始めてしまいました。それを見た義父はさらに「ほら、こわーいママが来るぞ!」「ママに叱られたくないなら、やるしかない」などと、私を悪者にする発言をしだして不快です。もう息子に二度と近づかないで。



コロナ禍で変わったこと、コロナ禍でも変わらないことと両方あるようですが、コロナ禍で孫との接触回数が減ったことで「孫フィーバー」が過熱しがちだったり、各地元の行事や自治体イベントの中止が相次ぐ中で地域のコミュニティ内の繋がりが減って、義父母ご自身にもストレスが溜まっていることも想像できます。

コロナ禍がまだまだ続きそうな中、帰省する妻としては、できるだけにこやかに受け流し、言いたいことは夫をうまく使って伝えたり、時にはしっかりと主張するなど、状況に合わせた柔軟なコミュニケーションテクニックが今後も必要とされるでしょう。

帰省時の「嫌だったこと報告」、みんなで「だよね」と分かち合いましょう。
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