節約

コバエ発生!「余ったカレー」をそのまま冷蔵庫も食中毒の危険性!夏の家事でよくある失敗の対処法

気温と湿度が高い夏だからこそ気を付けたい家事の注意点があります。All Aboutが実施した調査「みんなの夏の家事失敗談」をもとに夏に気を付けたい家事についてアドバイスします。

矢野 きくの

執筆者:矢野 きくの

節約ガイド

一年中ある家事ですが、季節ごとに気を付けなければいけないこともあります。とくに気温も湿度も高い夏は、他の季節では問題ないことが大惨事につながることも。

今回はAll Aboutが実施した調査「みんなの夏の家事失敗談」をもとにアドバイスしていきます。
 

ウェルシュ菌が増えやすい「夏のカレー」は保存に注意!

夏のカレーの保存方法

食後のカレーは再度加熱してから、氷水などで一気に冷やす

《失敗談》
朝カレーを作って、冷蔵庫に入れないまま仕事に行きました。帰宅後、カレーは見事にだめになってしまい、冷蔵庫の偉大さを感じました。

こちらはカレーを一日室温に置いておいたという失敗談ですが、実は夏に食後に鍋に残ったカレーをそのまま冷蔵庫に入れることにも食中毒の危険があります。

カレーに発生しやすいウェルシュ菌は熱にも強く、繁殖しやすい温度が43~45℃となっています。そのため食後に鍋に残っているカレーがその温度まで冷めてきたときにもウェルシュ菌が繁殖し、そのまま冷蔵庫に入れても生き残ってしまいます。

食後に残ったカレーを冷蔵庫で保存する場合は、まず再度加熱する必要があります。次に加熱したカレーを氷水などを使い一気に冷やしてから冷蔵庫に入れるようにしましょう。カレーがたくさん残っている場合は、小分けして冷えやすいようにするのもおすすめです。
 

生ゴミから発生するコバエ・臭いとの戦いは

夏の生ゴミ

夏の生ゴミは少量でもポリ袋などに入れてしっかり閉じる

《失敗談》
大きいゴミ袋の一番下に生ゴミをいれてベランダに置いておいたら、虫が湧きまくりました。さらに3羽ほどカラスが乱入してゴミ袋を散らかし、ベランダが動物園のように生臭くなってしまいました。

生ゴミに関する失敗談はたくさんの方からいただきました。夏はとくに生ゴミが臭いやすく、気を許すとコバエが発生してしまいます。臭いやコバエを防ぐためには、生ゴミをその日のうちに処理することが必須となります。

生ゴミは水を切りポリ袋などに入れてしっかりと結びましょう。しっかりと袋を閉じることでコバエが入り込むことを防ぎ、仮にゴミの中にコバエが発生していても、外に出ることを防いでくれます。

水を切っても水気が多い生ゴミの場合は、新聞紙などに包んでから袋へ入れることで臭いを防ぐことが可能です。

また夏だけでもポリ袋に入れた生ゴミをゴミの日まで冷凍しておくことも有効です。生ゴミを冷凍室にというと不衛生と思われる方もいるかもしれませんが、捨てる直前までは食べるものだったので、その日のうちに処理をし、しっかりと袋に入れておけば問題ありません。
 

ピンクヌメリ発生! 夏の浴室掃除は汚れ・湿気を取り除くことが大切

浴槽のピンクヌメリ

浴槽の溝もピンクヌメリが出やすい

《失敗談》
お風呂掃除を1日おこたっただけで、ピンクヌメリが一気に広がりました。

湿度と気温が高い夏の浴室は、カビやヌメリが発生しやすい環境になっています。お風呂を利用したその日の最後の人は、まずシャワーで壁や床に飛び散っている人の垢や石鹸カスを洗い流します。パッキンや浴槽の溝には汚れがたまりやすいので入念に。

次に浴室の乾燥です。窓があれば窓を開けておきましょう。換気扇は浴室に水滴が見えなくなるまで運転させておくことをおすすめします。乾燥しづらい浴室ならばスクイージーやタオルで水気を拭き取るようにすると効果的です。
 
夏だからこその家事の失敗談。失敗の理由を理解するとその対策も見えてきます。ぜひお試しください。
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