割引額は随分控えめ? そもそも「全国旅行支援」とは
全国旅行支援とは「1人1泊最大8000円を上限に旅行代金が40%割引になる」キャンペーン。また、飲食店などで利用できるクーポン券を1人1泊につき最大3000円分配布する(配布額は平日と休日で異なる)。旅行割引においては、交通(鉄道やフライトなど)付きのプランor宿泊プランなのかで割引上限額が異なる。交通付のプランは上限が1万円、宿泊のプランについては上限が7000円となる。全国旅行支援は、キャンペーンの主体が都道府県単位(Go To トラベルの主体は国)ということで、内容としては県民割とGo Toトラベルの間的な位置づけとも見えるが、制度運用としては県民割を踏襲するような形になるだろう。
……と綴ってみたが、改変が常となってきた観光需要喚起キャンペーンだけに、こうして書いている間にも何かが変わるかもしれない。いずれにせよ利用に際しては最新情報のアップデートが必要だ。
話を戻して、7月前半から開始するはずが一転、延期となった全国旅行支援であるが、まぁいろいろと練られた案ではある。第1弾の「Go To トラベル」の恩恵を得た旅行者からすると、実質割引額は随分控えめという印象だろうか。
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