コンビニグルメ

夏の暑さをしのげ!コンビニ3社のアイスコーヒー飲み比べ【2022夏・最新版】

暑い夏、手軽に飲めるコンビニのアイスコーヒー。この夏、コンビニ3社が販売するアイスコーヒーを比較してみました。

久須美 雅士

執筆者:久須美 雅士

コンビニグルメガイド

暑い夏には必需品ですね!

今年は例年より早く梅雨が明け、猛暑がやってきました。熱中症に注意が必要な日々が続き、手軽に冷たいものを飲みたくなりますよね。

そこで思いつくのがコンビニのアイスコーヒー。どのチェーンもこの夏向けのアイスコーヒーを出しています。そこで今回は、大手コンビニチェーン3社のアイスコーヒーを容量を含め、様々な角度から比較してみました。
 

 

セブンイレブン:アイスでも「珈琲」がガツンとやってくる!

まずはセブンイレブンからです。セブンイレブンのコーヒー『セブンカフェ』は、世界的な食料需要や環境の変化、原材料や容器・包材の価格高騰や物流コストの上昇等により、2022年7月4日から税抜価格で約10~20%程度の値上げとなりました。

今回購入したレギュラーサイズは、税込100円から税込110円に値上げされています。
セブンイレブンのコーヒーマシン

セブンイレブンのコーヒーマシン(富士電機製)

コーヒーマシンは2018年にリニューアルされましたが、引き続き富士電機製となっています。

7月4日より画像右側のマシンに、コーヒーの味わいの「軽め・普通・濃いめ」を選択する機能が追加されました。この機能、店頭ではホットコーヒーのみ可能なようにみえますが、セブンカフェのWebサイトを見ると、アイスコーヒーも可能となっています。

このセブンイレブン専用コーヒーマシン、かつては操作性が問題となり、張り紙やラベルライターで説明を貼りまくっていたこともありましたが、現在は日本語表示も追加され、使い方がわからないということはないようです。

ただ、レギュラーの「R」が左側のボタンに、ラージの「L」が右側のボタンになっているのに、筆者は一瞬違和感を持ちました(Right[右]とLeft[左]を表しているボタンではないので、問題はないのですが)。

・セブンイレブンのアイスコーヒー(レギュラーサイズ)110円

セブンイレブンセブンカフェアイスコーヒーレギュラーサイズ

セブンイレブン『セブンカフェ アイスコーヒー レギュラーサイズ』 

セブンのコーヒーは、味の素AGFとUCCが関わっており、3種の豆を特徴別に焙煎するトリプル焙煎を採用しています。他コンビニに比べ濃い目のコーヒーというのが特徴で、氷が入っていても濃いです。香りも苦みもコクもガツンときます。これは、一緒に甘いスイーツを買ってほしいというサインなのでしょうか。

他コンビニには無かった特徴としては、『ゼロカロリーシロップ』があることと、筆者が購入した店舗だけなのかもしれませんが、アイスコーヒーはストローが無くても飲めるということで、敢えてストローが常備されていなかったことでしょうか。

【測定結果】
セブンイレブン セブンカフェ アイスコーヒー・レギュラーサイズ
コーヒー:108g、氷:120g、ガムシロップ:8.7g、コーヒーフレッシュ:4.8g
※氷の量はカップ記載の数値、コーヒーの量は氷抜きで計測(筆者調べ)
 

ローソン:中身も容器も環境に配慮!

ローソンも2022年6月にアイスコーヒーとアイスカフェラテのリニューアルを実施しました。新しい焙煎方法によりコーヒーらしい香ばしさが増し、口当たりの良い、まろやかな飲み心地になったとのことです。

今回購入したSサイズは税込100円です。
ローソンのコーヒーマシン

ローソンのコーヒーマシン(メリタ・カフィーナXT6)

コーヒーマシンは2018年春から順次、メリタの『カフィーナXT6』に交換され、以前のマシンより速やかに抽出することが可能になりました。

・プラスチックではなく紙コップを使用

ローソンのアイスコーヒー紙コップのレインフォレスト・アライアンスの認証およびバイオマスマーク

ローソンのアイスコーヒー紙コップのレインフォレスト・アライアンスの認証およびバイオマスマーク

ローソンでは国際的な非営利環境保護団体、レインフォレスト・アライアンスの認証を取得している農園で生産されたコーヒー豆を使用しています。この認証は、環境保全や農園労働者の生活向上など厳しい基準を満たさないといけません。その分、環境と社会へやさしいコーヒーといえます。

カップは2022年夏限定のアイスメニュー用デザインカップで提供されますが、他コンビニと異なり、アイスコーヒーもプラスチックカップではなくバイオマスインキで印刷された紙コップを使用しています。マドラーもプラスチック製ではなく木製で、中身だけでなく容器も環境に配慮しているわけです。

・ローソンのアイスコーヒー(Sサイズ)100円

ローソンマチカフェアイスコーヒーSサイズ

ローソン『マチカフェ アイスコーヒー Sサイズ』

ローソンは若者をターゲットとしている商品が多いといわれますが、アイスコーヒーもスッキリとしていてガブガブ飲めるよう、後味スッキリ、酸味少なめのコーヒーだと感じました。また、他コンビニに比べ、ガムシロップとコーヒーフレッシュの内容量が1gほど多いというのも若者向けのサービスなのでしょうか。

【測定結果】
ローソン マチカフェ アイスコーヒー・Sサイズ
コーヒー:187g、氷:93g、ガムシロップ:9.7g、コーヒーフレッシュ:5.5g
※コーヒーと氷の量は購入10分後のものを計測(筆者調べ)
 

ファミリーマート:働く人のための素早く買えるアイスコーヒー

ファミリーマートも2022年6月7日にアイスコーヒーとアイスカフェラテをリニューアルしました。世界一のバリスタ・粕谷哲氏との共同開発で、クリアな後味はそのままに、最高のコクを引き出しています。

また、長く、じっくり時間をかけて焙煎することで、飲んだ瞬間にくる苦味を改善し、後味スッキリでゴクゴク飲めるコーヒーになったとのことです。

今回購入したSサイズは税込100円です。
ファミリーマートのコーヒーマシン

ファミリーマートのコーヒーマシン(サンデン・リテールシステム製)

コーヒーマシンは2018年にサンデン・リテールシステム製のマシンに変更されました。このマシンは操作性の良さが特徴なので、マシンの前で悩むことはないと思います。スピーディーに購入し、素早く飲みたいビジネスパーソンにとって最適ですね。

・ファミリーマートのアイスコーヒー(Sサイズ)100円

ファミリーマートファミマカフェアイスコーヒーSサイズ

ファミリーマート『ファミマカフェ アイスコーヒー Sサイズ』

コーヒー豆はブラジル、コロンビア、グアテマラ、ケニアの4カ国産アラビカ豆を使用していますが、アイスコーヒーはブラジル産の豆を増やしています。他コンビニと比べてスッキリとした味わいに仕上がっていると思います。

・幻の「コロネクッキー」ストローとの出会い

ローソンとファミリーマートの木製マドラーとファミリーマートのクッキー製ストロー

ローソンとファミリーマートの木製マドラー。クッキー製ストロー(ブルボン製)にファミマで遭遇

ファミマのマドラーもローソン同様に木製でした。新潟在住の筆者は、ファミマのコーヒーマシンに広告が貼ってあった「クッキー製ストロー」をプラスチックストローの代用品として税込76円で購入しましたが、これはレアな出会いだったようです。   

製造はブルボンで『コロネクッキー』という商品名になっていますが、商品バーコードは包装になく、調べてみると一般販売されているものではないようです。ブルボン本社がある新潟つながりなのでしょうか。

【測定結果】
ファミマカフェアイスコーヒー・Sサイズ
コーヒー:104g、氷:130g、ガムシロップ:8.4g、コーヒーフレッシュ:3.9g
※氷の量はカップ記載の数値、コーヒーの量は氷抜きで計測(筆者調べ)
 

3社のアイスコーヒー比較 

大手コンビニ3社のアイスコーヒー比較

大手コンビニ3社のアイスコーヒー比較(筆者調べ)

今回紹介したアイスコーヒーについて、5つの観点からチェックしてみました(あくまでも筆者の個人的感想です)。スッキリ度が高いファミマ、スッキリだがコーヒー感もそれなりにあるローソン、ヘビーなセブンイレブンといった感じでしょうか。

この夏にコンビニでアイスコーヒーを購入する際の参考にしていただければ幸いです。


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※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
※メニューや料金などのデータは、取材時または記事公開時点での内容です。

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