無理にパートナーを見つけようとするよりも、やるといい3つのこと
1:「恋愛は無理にするものではない」ことを理解しよう
「恋愛はしなくてはいけないもの」「恋人がいない自分は、存在価値が低い」という偏った思想を抱いている人は意外といます。そういう人は、ちまたにある恋愛関連の情報、恋愛映画(ドラマ)の影響を受け過ぎてしまっているのかもしれません。恋愛は無理にするものではないし、恋人がいないからといって、その人の存在価値が低くなることはありません。無理に恋人を作ったところで、相手を好きになれなかったら、相手を傷つけるし、自分自身も苦しむものです。本来は「幸せになりたいから、恋愛をしたい」はず。それなのに不幸になってしまったら、本末転倒です。
2:「1人=欠けている」と勘違いしないこと
「運命の人」「ツインソウル」など、自分のハートの片割れとなる存在と出会うことを夢見ている人は少なくありません。それ自体は悪いことではありませんが、そういう人は大概「自分1人では欠けている」と考えてしまいます。だから、自分の不足感を埋めるためにパートナーが必要だと考えてしまうのです。そうすると、むしろ愛から遠ざかってしまうでしょう。
本来、人を愛せるようになるためには、精神的に自立できていることが大切です。自立できていない人は、相手に依存することで、自分の心の安定を図ろうとします。それが、むしろ関係を壊しやすくしてしまうのです。なぜなら、“相手を使って”幸せになろうとしてしまうからです。
自分で自分を幸せにできる人は、人にも幸せを与えることができます。パートナーもそういう人だったら、ギブ&ギブの関係になり、一緒にいることで、さらに幸せが大きくなるものです。
でも、自分だけでは幸せになれない人は、自分の幸せのためにパートナーを利用しようとします。それでは、相手への言動は、本当の愛とはかけ離れてしまうでしょう。もし、パートナーも自立できていないタイプだったら、お互いに愛を奪い合うような関係になってしまいます。
人を愛せるようになるためには、「精神的に自立できていること」が必要不可欠。つまり、パートナーがいない状態でも、「足りない」「欠けている」と思わないくらい、自分を満たせる人でいたほうがいいのです。そのほうが、運命の相手と出会えたときにも、いい関係を築けるようになるでしょう。
3:自分の中の男性性、女性性を認める
肉体的な性別の違いとは別に、男女限らず、人には男性性と女性性が共にあります。今まで女性(男性)は、自分の女性性(男性性)を高め、それにマッチした男性性(女性性)のある男性(女性)と出会うことが大切だと思われていました。そのような考え方もあって、好きな人がいなくても異性を追い求め、パートナーができると、自分の理想とする「男らしさ(女らしさ)」を要求し、自分の足りないものを埋めようとする人が多い傾向にあるのかもしれません。
でも、現代は「自分の中に男性性、女性性があるのを認め、統合していく」ことが大切だといわれています。それができると、精神的に安定してくるので、むやみに異性を追い求めなくなっていきます。それは「恋愛しない」ということではなく、「本当に愛する相手とだけ関係を深める」ということです。
そういう人に愛するパートナーができたときには、自分の不足感を埋めるために、相手に対して「男らしさ(女らしさ)」を求めることはなくなり、もっと「相手らしさ」を受け止められるようになります。そのほうがパートナーシップはうまくいくものでしょう。
恋愛で自分に欠けているものを埋めるのを目指すのではなく、まずは1人でも満たされた状態になることが大事。その上で一緒にいたいと思える相手に出会えたときに関係を深められるようになりたいものですね。