「マッチングアプリ」で出会うメリット・デメリット
「マッチングアプリ」のメリット・デメリット
マッチングアプリを活用するメリット3つ
そんなマッチングアプリについて、これまでカウンセリングを経験した夫婦問題の相談のケースから、メリットとデメリットを考察してみました。1. 「出会いがない」の呪縛がとける
「パートナーはほしいけれど、出会いのチャンスがない」という人は多いもの。そんな環境におかれた人たちの「出会いがない」という状況は、マッチングアプリを活用することで改善できることもあります。どこかに出かけたり婚活系のイベントに参加したりしなくても、いながらにしてお手軽に出会いがあるのがマッチングアプリの最大のメリットといえます。
2. 「失恋のダメージ」が小さくて済む
マッチングアプリで出会い、オンライン上でやりとりをしているなかで「やっぱりこの人との交際は難しそうだ」という展開になっても、対面でやりとりをした場合と比べ、費やした時間と労力は物理的に少ないはず。「ダメなら次!」と気持ちを切り替え、すぐに新しい恋愛に向かって前進しやすいのもマッチングアプリの利点です。
3. 「自分のキャラ設定」が自由にできる
マッチングアプリでの出会いは、リアルな出会いと比べ、いわゆる“横のつながり”が少ないもの。過去の自分を知っている人や、共通の友人がいないこともあるため、「新しい自分」になりきってリスタートすることも可能。「こういう恋愛がしたい」「こういう人と出会いたい」といったリクエストをするのも自由です。
マッチングアプリを活用するデメリット3つ
もちろんデメリットもあります。下記の3つは気にしておきたいところです。1. 「互いの目的」が同じとは限らない
マッチングアプリを活用する目的が、自分とピッタリ同じ相手と出会えるかどうかは未知数です。こちらが結婚を前提とした交際をしたくてマッチングアプリに登録をしても、「とりあえず誰でもいいから付き合いたい」と思っている相手と出会ってしまうケースもあれば、その逆のパターンもあり。友人や知人を介して出会ったり、もともと知り合いだったりした後での交際とは異なり、相手のことがまったくわからない状況で出会う場合、その目的に対する温度差があることも。
2. 「プロフィールの信頼性」への不安
プロフィールの写真や文言が実際より“盛られている”ケースもあります。仮に事実とは異なるプロフィールだったとしても、「付き合ってみるまで気づかなかった」という話を聞くこともあります。「出会った男性がじつは妻帯者だった」「モデルという肩書きに惹かれたが、知り合いのサロンのカットモデルになったことがあるだけだった」といったトラブルに巻き込まれないよう気をつけたいものです。
3. 周囲の反応が気になる
友人や知人から、交際相手とのなれそめをたずねられた時、「マッチングアプリで出会った」と言い出しにくいという意見を聞くこともあります。とくに、マッチングアプリにまだ馴染みが薄い世代にとっては、オンライン上で恋愛関係を築くということがなかなか理解しにくい部分もあるようです。
マッチングアプリの普及によって出会いの可能性が広がったことはとてもうれしいことです。コロナ禍が続き、以前のような自然な形での出会いの機会が少なくなっている時代、マッチングアプリはますます多くの人に求められていくはず。だからこそ、メリットとデメリットを知って、後悔しない出会いにつなげていきたいですね。
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