Q：電話で問い合わせしたときのナビダイヤル代を節約する方法ってあるの？
「年金生活してます。機械を使うのが苦手で、何かあったら電話で聞きたいのに、最近はメーカーの問い合わせにナビダイヤルが多くてお金がかかってるような気がするのです。普通の番号にかけるより高くなるの？ 節約する方法ありますか？」（匿名希望）
ナビダイヤルにかけると電話代が高くなる？
A：固定電話からかける、またはメールやチャットを利用してみては
ナビダイヤルとは、NTTコミュニケーションズが提供している「0570」から始まる、発信者が通話料を負担するサービスです。0570番号への通話料金は、ナビダイヤルを導入した側が選択するプランの内容によって、全国一律料金のこともあれば、距離や通信手段、平日、祝日などの条件により通話料金が変わることもあります。メーカーなどの一般企業だけではなく、日本年金機構の「ねんきんダイヤル」など、公共サービスでも、この0570番号を用いるところがあります。ナビダイヤルは20秒につき10円（例として日本年金機構の「ねんきんダイヤル」にかける場合）です。1分で30円かかり、20分かけてしまうと600円にもなります。
利用する側の注意点としては、ナビダイヤルはスマートフォンの電話代が、定額料金になる通話の対象外です。0570の番号に長時間、電話してしまうと、高額の通話料金が発生してしまう可能性があります。ただし、固定電話からナビダイヤルに電話する場合は、昼間の料金で1分3円程度（例として日本年金機構の「ねんきんダイヤル」にかける場合）でかけられますので、20分でも60円となります。まずは固定電話があれば、固定電話からかけてみるというのが一つの手かと思います。
また、問い合わせ番号がナビダイヤルになっていたとしても、0570番号の他にも、一般の市外局番・固定電話の番号が併記されていることがあります。スマートフォンで「かけ放題プラン」に加入している人は、ナビダイヤルではなく、固定電話の番号に問い合わせをするといいでしょう。
一般の市外局番・固定電話の番号が併記されていない場合には、メールやチャット、問い合わせフォームなどでに問い合わせすると電話代はかかりません。また可能であれば、問い合わせしたときに、問い合わせ先からかけなおしてもらえるといいですね。
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監修・文／深川弘恵（ファイナンシャルプランナー）
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