厚さ3cm以上の商品を送る際によく使うのが、「宅急便コンパクト」と「ゆうパケットプラス」。パッと見は似たような配送方法ですが、上手に使い分けることで送料の節約になります。
「宅急便コンパクト」と「ゆうパケットプラス」の基本的な違い
まずは宅急便コンパクトとゆうパケットプラスはどう違うのか、基本的な部分をおさらいしておきましょう。※宅急便コンパクトには薄型タイプもありますが、今回は箱型のほうを比較対象としました。■サイズ 宅急便コンパクト:縦20cm、横25cm、高さ5cm。
ゆうパケットプラス:縦17cm、横24cm、高さ7cm。
重さに関しては、宅急便コンパクトは制限なし、ゆうパケットプラスは2kg以下です。
■専用箱の価格
宅急便コンパクト:70円(税込)。セブン-イレブン、ファミリーマート、ヤマト運輸の営業所
ゆうパケットプラス:65円(税込)。ローソンや郵便局
■送料
宅急便コンパクト:380円
ゆうパケットプラス:375円
箱代を含めると、10円の差が出ます。ゆうパケットプラスのほうが安いです。
■発送できる場所
宅急便コンパクト:セブン-イレブン、ファミリーマート、ヤマト運輸の営業所、宅配便ロッカーPUDO
ゆうパケットプラス:郵便局、ローソン
宅急便コンパクトとゆうパケットプラスの使い分け
宅急便コンパクトとゆうパケットプラスをどう使い分けるといいのか、ポイント別に解説していきます。■発送場所で考える
宅急便コンパクトとゆうパケットプラスは、発送できる場所が異なります。わざわざ遠いところまで発送しに行くのは時間も労力もかかってしまうので、自宅や仕事場に近い場所から発送するほうが便利ですよね。
一方で発送する商品が多い場合などは、送料と箱代で10円安いほうを選ぶのもありでしょう。そのあたりは効率などを踏まえて、選んでいくことが大切ですね。
■高さで考える 箱のサイズは、ゆうパケットプラスのほうが高さが2cmほど高くなっています。厚みがある商品を送るときには、ゆうパケットプラスのほうが使えます。例えば本を数冊まとめて売った場合、重ねると厚みが出てしまいます。その場合、2cmの余裕があるだけで1冊多く入ることもあります。
■底部分の広さで考える
容量で比べると、宅急便コンパクトが2500立方センチメートル、ゆうパケットプラスが2856立方センチメートル。ここで着目したいのが、底部分の広さです。
例えば食器や本など、折りたためない商品を発送する場合、縦に3cmの違いがあるので、ゆうパケットプラスに入らない可能性があります。そんなときは、高さも踏まえながら宅急便コンパクトを選ぶのがいいでしょう。
本はどちらの方が送りやすい?
筆者はメルカリで本をまとめ売りするとき、「宅急便コンパクト」や「ゆうパケットプラス」をよく使います。どちらの発送方法を使うかは漫画か文庫本かで分けていますが、それにはサイズが大きく関係してきます。 例えば漫画の場合、宅急便コンパクトは3冊程度重ねることができ、さらに並べることもできます。結果、6冊は入ります。 ゆうパケットプラスは、横に並べて入れることができません。高さがあるので4~5冊は入りますが、宅急便コンパクトよりは入る冊数が少なくなります。 文庫本は漫画よりもサイズが小さいので、ゆうパケットプラスでも並べて入れられます。結果的に、高さがあるゆうパケットプラスのほうが宅急便コンパクトよりも多く入れられるのです。宅急便コンパクトとゆうパケットプラスは、どちらも中程度のサイズの商品を送る時に使えます。商品によってどちらを使うか選ぶのもいいですし、地理的な利便性を考えて片方に決めてしまうのもアリです。
今後、どちらの配送方法がいいか迷ったら、ぜひ参考にしてみてください。