今回はAll About編集部が実施したアンケート調査をもとに、2021年購入して無駄だと思ったキッチングッズ3選を紹介。家事・節約アドバイザーである筆者が解説します。
※アンケートは、下記条件で実施
・男女比:男性 129名/女性 345名/回答しない 7名
・年齢比:10代 7名/20代 90名/30代 188名/40代 126名/50代 58名/60代 12名
・アンケート実施期間:2021年11月19日~29日
キッチン部門1位:シンクのスペースを占領する「三角コーナー」
キッチン部門1位は生ごみの水切りに便利な「三角コーナー」。アンケートに寄せられたコメントは以下の通りです。・ただでさえ狭いシンクのスペースが狭くなるし、三角コーナー自体がヌメヌメして気持ち悪くなるし洗うの面倒だし、、もう最悪。(20代 男性)
・ゴミはすぐにゴミ袋に捨てればいいのでなくても困らない。(60代 女性)
・常に見えるところに生ごみが溜まっていて不快で不衛生。(20代 女性)
排水口にゴミ受けがついているキッチンも多いので、ゴミ受けがあるならばさらに三角コーナーを使う必要はないでしょう。
また近年は100円ショップでシールがついた穴あきのゴミ袋も販売されており、必要なときにシンクに貼り付けて使って調理が終われば捨てるようにすることで、三角コーナー代わりにもなります。
三角コーナーを使う場合も、調理ごとや1日の終わりにゴミを捨てて、食器と同じように洗えばヌメったりしないので清潔に保つことができます。
キッチン部門2位:こまめな掃除がストレスな「水切りかご」
キッチン部門2位は洗った後の食器の水切りに欠かせない「水切りかご」。水切りかご自体のメンテナンスや、なかなか乾かないなどの不便さを指摘するコメントが寄せられました。・いずれ布巾で拭かないといけないなら、高くても食器乾燥機の方が作業も時間も簡略化できるため。(30代 男性)
・当初は布巾で拭かなくても置きっぱなしで水切りができ便利だなと思ったが、なかなか乾かないため邪魔になる。(50代 男性)
・カビが生えるのでこまめな掃除が必要でストレスだったため。(30代 女性)
水切りカゴの水受けは気を抜くとすぐに汚れが溜まってしまいます。
キッチンの仕様によっては使えないご家庭もありますが、水受けに傾斜がついていて溜まった水がそのままシンクに流れるタイプのものや、ブリッジ型で流しの上に置けるタイプのものにし、水受けを使わずに食器から出る水がシンクにそのまま落ちるようにすると水受け掃除の手間を省くことができます。
食器の量が少なければ、流しの上に必要なときだけ設置する巻きタイプの水切りも便利です。
キッチン部門3位:出番が少なく切れ味も不満な「ピーラー」
キッチン部門3位は野菜の皮むきやキャベツの千切りなどが一瞬でできる「ピーラー」。便利なキッチングッズである印象が強いですが、使いづらいというコメントも多く寄せられていました。・千切り用ピーラー。使いづらく包丁で切ったほうが結果早かった。(30代 女性)
・100円ショップのセラミックピーラーは切れ味が悪く、まともに皮むきができない。(30代 男性)
・ワッフルピーラーを購入したが、毎日バタバタとお料理するので、なかなか使う時間がない。(40代 女性)
ピーラーは1回にどれくらいの量を調理するかによって、必要度も変わってきます。じゃがいも数個であれば、わざわざピーラーを出すよりも包丁でやってしまったほうが早いですし、10個20個ならピーラーのほうがラクになります。そのため自分の家はピーラーを使って1回にどれくらいの量を調理するのかを考えてから買うようにしましょう。
また商品にもよりますが、低価格のピーラーは刃の切れ味が悪いものもあるので注意が必要です。
「買ってはいけないキッチングッズ」を買わないためには?
キッチン用品に関しては、あったほうが便利か、不要かは、各家庭での使用頻度や、何を面倒と思うか思わないかによって大きく変わってきます。だからこそ注意したいのは「人が良いと言っていたものが自分にとっても良いとは限らない」ということ。自分の予想される使用頻度を考えて購入を検討しましょう。
またキッチン用品がありすぎると収納も広さが必要ですし、出したりしまったりするのも大変です。厳選した必要なものだけを使うようにするといいでしょう。