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Bluetoothヘッドホン[SONY DR-BT100CX] レビュー(2ページ目)

Bluetooth対応音楽プレーヤーや携帯電話の普及につれ、煩わしいケーブルから開放される、Bluetooth無線接続対応のヘッドホンが人気急上昇中! 実は、音質もUPしているんデス! 今回は、そんなBluetooth対応ヘッドホンの中から、最新で人気の「SONY DR-BT100CX」をレビューします! 接続は簡単? 使い勝手や音質は?

鴻池 賢三

執筆者:鴻池 賢三

オーディオ・ビジュアルガイド

気になる音質は?

Bluetoothは無線伝送だけに、音質以前に、音の途切れなどが無いか心配です。また、「DR-BT100CX」は、Bluetoothレシーバー(無線送受信部)とインナーイヤー型ヘッドホンが一体となった製品で、ヘッドホン部分の交換ができないので、総合的な音質も気になるところです。

まず、無線伝送に関する音質ですが、電波の途切れ感や途切れに起因するノイズは感じられませんでした。プレーヤーと10mくらい離れると断続的に音が途切れますが、耳障りな異音はしません。それ以上離れた場合も、無音になるだけで、ラジオのような「ザー」と言うノイズ音は聞こえませんでした。

音楽鑑賞としての音質ですが、結論として、無線伝送を意識しなくて済む品位があり、3,000円程度のケーブルによるヘッドホンと同等レベルに感じました。

残念なポイントとしては、連続して「ザー」と言う小さなノイズ音(フロアノイズ)が聞こえる点。ロックやポップスなどでは埋もれてしまうレベルですが、クラシックなど音量が小さくて繊細な音が多い楽曲では、気になるかもしれません。

音質マニアは、従来のケーブルによるヘッドホンを利用するのが無難でしょう。


使い勝手/コントロール

コントロール部

コントロール部

「DR-BT100CX」を「A820」と組み合わせると、流石にAVCRPによるコントロールが全て有効で、再生、一時停止、スキップ(前/後)、早送り(前/後)ができ、レスポンスも良好で快適でした。

「iPhone3G」と組み合わせると、「iPhone3G」はAVCRPにフル対応していないのか、音楽は再生と一時停止のみしか動作しませんでした。因みに、「iPhone3G」を電話として使用する場合、着信時の応答や切断は、「DR-BT100CX」から難なく操作できました。

ご参考までに、筆者鴻池が手持ちのパソコン(「HP2133」にiTunesをインストールしたもの)と組み合わせると、iTunesのウィンドウがアクティブの時のみ、再生、一時停止、スキップ(前/後)が動作しました。言い換えると、他のアプリをアクティブにしていると、オーディオのコントロールは出来ないので、実用性は低そうです。

蛇足ですが、ヘッドホンの音量調整は、「DR-BT100CX」自体の機能ですので、Bluetoothのプロファイルやバージョンに関係なく、常に有効です。


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