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嵐の20周年LIVEにマーベル最新作、510億円の絵画をめぐる大騒動まで!11月のおすすめ映画10選を大発表

早いもので2021年も11月! クリスマスに向けて、映画界も活気づいてきました。11月も洋画、邦画ともに見応えたっぷりの作品が続々と公開されています。では11月公開のおすすめ映画10作品をご紹介しましょう!

斎藤 香

執筆者:斎藤 香

映画ガイド

アカデミー賞監督賞受賞のクロエ・ジャオの最新作であるマーベル作品から、アート系のミステリー作品までものすごく幅広いラインナップです。では公開順にいってみましょう!
 

1:劇場版『きのう何食べた?』(11月3日公開)

きのう何食べた?

(C)2021 劇場版「きのう何食べた?」製作委員会 (C)よしながふみ/講談社

累計発行部数815万部(電子版含む)突破のよしながふみによる人気漫画を、西島秀俊・内野聖陽のダブル主演でドラマ化した「きのう何食べた?」(テレビ東京系)の劇場版。
 
弁護士事務所に勤務するシロさん(西島秀俊)と美容師のケンジ(内野聖陽)は恋人同士。料理上手なシロさんが作る夕食を囲む食卓は、二人にとって幸福の時間。でも京都旅行でのシロさんのショッキングな言葉に、ケンジの心は揺れてしまう。
 
登場する料理がとてもおいしそうで、レシピ本が出るほど。また西島&内野がとてもよく、イケメンの可愛いおじさんカップルの恋の行方にやきもきさせられる、おいしいラブコメ映画です。
 

2:『エターナルズ』(11月5日公開)

エターナルズ

(C)Marvel Studios 2021

マーベルスタジオの最新作。『アベンジャーズ/エンドゲーム』その後の世界で、地球の危機を救うために集まった最強軍団エターナルズの物語。

撲滅させたはずのディヴィアンツというモンスターが復活。より強くなったディヴィアンツを相手に、エターナルズは地球を守るために再び死闘を繰り広げるのです。
 
エターナルズ10名は個性が強く、戦闘能力も高いけれど、それぞれ弱みや悩みがあるところがヒーローだけど人間臭くて面白い。エターナルズのひとり、セナを演じるアンジェリーナ・ジョリーはメンタルに問題あるキャラをドラマチックに演じています。韓国の人気俳優マ・ドンソク(ドン・リー)が、剛腕ヒーローとして登場! 演出は、『ノマドランド』で、アカデミー賞監督賞を受賞したクロエ・ジャオ監督。
 

3:『ほんとうのピノッキオ』(11月5日公開)

ほんとうのピノッキオ

2019 (C)ARCHIMEDE SRL - LE PACTE SASLE PACTE SAS

100年以上世界中で愛され、ディズニーアニメーションにもなった童話「ピノッキオの冒険」。嘘をつくと鼻が伸びてしまうピノッキオ。本作は原作に忠実に描いた映画で“ほんとうのピノッキオ”は、意外とダークファンタジーだったのです。
 
木工職人のジェペット爺さん(ロベルト・ベニーニ)が作り出した人形ピノッキオ(フェデリコ・エラピ)は、ワガママで自由奔放。爺さんのいうことを聞かず、ひとり冒険の旅に出てしまいます。人間の子どもになりたいピノッキオの夢は叶うのでしょうか?
 
人間と人形のハーフな姿のピノッキオが不思議な世界へと誘う本作。美しい妖精、おしゃべりコオロギなど登場するキャラクターがすべてアート作品のよう! 美術・衣装・映像の独特な美しさは必見です。
 

4:『ボクたちはみんな大人になれなかった』(11月5日公開)

ぼくたちはみんな大人になれなかった

(C)2021 C&I entertainment

作家の燃え殻の同名小説を映画化。現在46歳、2020年に生きる僕(森山未來)が、1995年に出会った彼女(伊藤沙莉)との日々を思い出す……。ノスタルジーに思い切り浸れる大人の苦い青春を描いた作品。
 
かつての仲間と再会した佐藤(森山未來)は、1995年から2020年まで自分が辿った人生を思い返していく。恋人との別れ、仕事に振り回される日々、文通相手から恋人になったかおり(伊藤沙莉)との出会い……。今の自分はあの頃の自分と何が違うのだろうか……。
 
90年代から2000年にかけて青春を送った年代にはたまらないカルチャーが満載。六本木WAVE、フリッパーズ・ギター、シネマライズ、ノルトラダムスの大予言などを散りばめながら、佐藤の恋、仕事、友情が綴られていく。社会にもまれ、経験値は上がっていくかもしれないけれど、心の中はあの頃のまま。共感度の高い青春映画の傑作です。劇場公開と同時にNetflixで配信中。
 

5:『梅切らぬバカ』(11月12日公開)

梅切らぬバカ

(C)2021「梅切らぬバカ」フィルムプロジェクト

自閉症の息子と母親の日常をユーモア&さわやかなタッチで描いた作品『梅切らぬバカ』。監督&脚本を手がけた和島香太郎氏のオリジナル作品です。
 
山田珠子(加賀まりこ)と息子の忠男(塚地武雅)は二人暮らし。忠男は自閉症で毎日自分のルーティーンを決めて生活しています。そんな息子を愛情深く支える珠子。そんな二人が暮らす家の隣に3人家族が引っ越してくるのですが……。
 
自閉症の息子と母親の物語というと、重いとかお涙頂戴ものみたいな印象を与えるかもしれませんが、本作は実に爽やかな作品。「忠(ちゅう)さん」と呼ばれる息子の面倒を見る珠子さんの優しさや、徐々に打ち解けていく近所の人との関係性が見ていてとても気持ちいいのです。変わらない日々こそが幸福だと教えてくれる作品。
 

6:『恋する寄生虫』(11月12日公開) 

恋する寄生虫

(C)2021「恋する寄生虫」製作委員会

三秋縋の「恋する寄生虫」を原案にした奇妙なラブストーリー。主演は演技派として人気の林遣都と小松菜奈、演出は映画、ドラマ、ミュージックビデオ、CM、写真など多方面で活躍する柿本ケンサク監督。
 
極度の潔癖症で孤独に生きる賢吾(林遣都)は、視線恐怖症のひじり(小松菜奈)の面倒を見てほしいという依頼を受けるけれど、露悪的な彼女の言葉や態度に困惑。でもそれは彼女自身の弱みを隠すためだと知った賢吾は彼女に興味を抱き、恋に落ちていく。
 
ネガティブな男女がソウルメイトのような恋人同士になっていく。人とのふれあいを拒絶していた男女が近づいていく感動と、死がまとわりついているひじりの恐怖など、これまで見たことのない奇妙な味わいのラブストーリー。
 

7:『土竜の唄 FINAL』(11月19日公開)

土竜の唄

(C)2021「土竜の唄」製作委員会 (C)高橋のぼる・小学館

累計発行部数950万部の大ヒットコミックスの映画化第3弾。いよいよファイナルです。ポンコツだけど根性と情熱だけは人100倍ある菊川玲二(生田斗真)の最後やいかに! 演出は三池崇史、脚本は宮藤官九郎。
 
モグラこと潜入捜査官の玲二の今度の任務は6000億円の麻薬密輸阻止! ターゲットはヤクザの轟親子で、父の周宝(岩城滉一)、烈雄(鈴木亮平)は最強の敵。加えて玲二への復讐に燃える胡蜂(菜々緒)も暗躍していた! 玲二、どうする!
 
舞台は豪華客船、ピンチに次ぐピンチ、お約束の玲二の全裸も厭わぬ体当たり捜査など、見どころ満載。超にぎやかでハイテンションのお祭り映画です。楽しみましょう!
 

8:『ARASHI Anniversary Tour 5×20 FILM “Record of Memories”』(11月26日公開)

ARASHI

(C)2021 J Storm Inc.

2020年末日に嵐としての活動を休止した5人。その彼らが20周年を記念して全国をまわったツアー「5×20」のライブを映画化。
 
この映画のために東京ドームでライブを開催し、嵐と満員のファンと共に作り上げたのが本作。嵐のヒット曲の数々をあますところなく披露することに加え、会場のいたるところに100台以上のカメラを設置。嵐のドラマ、映画、CMなどを撮影してきたカメラマンが何十名も集結して作り上げました。
 
演出は、嵐の歴史に欠かせない映画監督の堤幸彦。国民的アイドルグループ嵐のすべてがつまったライブ映画の傑作です。
 

9:『ミラベルと魔法だらけの家』(11月26日公開)

ミラベルと魔法だらけの家

(C)2021 Disney. All Rights Reserved.

ディズニー・ミュージカルの最新作『ミラベルと魔法だらけの家』は、映像と音楽が楽しくてハッピーになれるファンタジーアニメーション作品。
 
魔法使いのマドリガル一家で、なぜかミラベルだけが特別な能力がなく魔法を使うことができません。でも、家にできた亀裂がきっかけで、マドリガル一家の魔法の秘密、「ミラベルだけが魔法を使えない理由」が明らかになっていくのです。
 
マドリガル一家が暮らす「魔法だらけの家」のヴィジュアルが最高。花が咲き乱れ、華やかでとても美しいのです。舞台が南米コロンビアというのも新鮮! そして本作のテンションを上げてくれる音楽は、ブロードウェイ・ミュージカル「イン・ザ・ハイツ」(2008)やミュージカル「ハミルトン」(2015)でトニー賞、グラミー賞など数々の賞を受賞したリン=マニュエル・ミランダ。演出は『塔の上のラプンツェル』(2011)『ズートピア』(2016)で監督を務めたバイロン・ハワードと『ズートピア』で共同監督、脚本を手がけたジャレド・ブッシュ。
 

10:『ダ・ヴィンチは誰に微笑む』(11月26日公開)

ダ・ヴィンチは誰に微笑む

(C)2021 Zadig Productions (C)Zadig Productions - FTV

映画『ダ・ヴィンチは誰に微笑む』は、レオナルド・ダ・ヴィンチ最後の作品をめぐり、本物か偽物か、巨額の落札価格の裏側など、謎が謎を呼ぶ展開にゾクゾクさせられるミステリー・ノンフィクション映画です。
 
2017年、レオナルド・ダ・ヴィンチ最後の作品「サルバドール・ムンディ」は史上最高額の510億円で落札されました。しかし、この絵はさまざまな人の思惑を抱えていました。果たして本当にダ・ヴィンチの作品なのか、この絵画を購入したのは誰?など、アート界の闇取引やその裏側、魑魅魍魎の世界があぶりだされていくのです!
 
この絵をめぐってはレオナルド・ディカプリオも巻き込まれたそう。そんな大事件の真相を暴いていくのが本作。アート好きはもちろん、ミステリー好きも必見です。

ハリウッド大作、音楽映画、アニメーション、ノンフィクションなどをピックアップしてみました。ぜひ、大きなスクリーンでお好みの映画を楽しんでください。
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