道具をそろえる。バスタオルも代用しても
まずは道具をそろえましょう。必要なのはアイロンとアイロン台。場合によっては必要なものとして、霧吹き、あて布を。便利グッズには、アイロン用しわ取り剤やスプレー糊、アイロンマットやアイロンミトンなど。自然な香りがつくリネンウオーターも使うとアイロンがけが楽しくなりますよ。
「長型」「舟形」など意外と種類の豊富なアイロン台や便利グッズについて詳しくは「洗濯用品・グッズ」サイトの記事「アイロン台」をご参考にどうぞ。
ところでアイロン台って、大きいので出し入れが面倒ですよね? 急いでいるときは出さなくても、バスタオルや毛布で代用できます。毛羽がついて困る衣類なら、「アイロンマット」でおおってかければOKです。
洗濯マークをチェックし温度設定をする
アイロンがけは高温の金属を衣類に当てるので、中には変質してしまう衣類もあります。洗濯マークをきちんと見てアイロンの設定温度や当て布がいるかどうかを確認し、守りましょう。■アイロンに関する洗濯マーク
(注)以下、図表内の説明は2016年11月30日以前までのものとなります。2016年12月1日以降の洗濯表示については、こちらの記事をご確認ください。
JIS「繊維製品の取り扱いに関する表示記号およびその表示方法」より
「スチーム」と「ドライ」と「霧吹き」
アイロン初心者が悩ましいのは「スチームかドライか」と「スチームか霧吹きか」。「スチームかドライか」は、水を嫌う素材かどうかで考えます。絹やレーヨンは水によってシミができやすいので、当て布をしてドライでかけます。「霧吹き+ドライ」と「スチーム」の違いは水滴の大きさ。水を吸い込みやすい綿や麻は大きな水滴の霧吹きが早く仕上げられ、ウールなど染み込みにくいものには、スチームの細かい蒸気をたっぷりかけてあげることでシワがのびやすくなります。