秋雨が降ったりやんだりして、湿度も温度も程よいこの時期に発生してしまった洗濯機の黒カビを徹底退治しましょう! 洗濯して綺麗になったはずの衣類が、カビやカビ臭をまとってしまうなんて悲しすぎるもの。また洗濯槽掃除に使ってる洗浄剤も本当に正しいのかご確認を。
 

洗濯機掃除の基本は、月1回の洗濯槽洗浄+あちこちメンテ

洗濯機掃除の基本は「洗濯槽洗浄」と「あちこちメンテ」。洗濯槽の洗浄頻度はカビを防ぐ意味で1カ月に一度くらいが目安ですが、カビ臭が気になったら早めに臨時のお掃除をしましょう。また洗剤を入れる容器、糸くずなどのゴミをキャッチするフィルターなどといったあちこちメンテもカビ臭を左右します。

そして縦型でもドラム式でも、「洗濯槽洗浄機能」がついた洗濯機は「取扱説明書」を必ず見ること。メーカーや機種によってボタンの名前や浸け置き時間の有無など運転法が少しずつ違います。

この取扱説明書通りにスタートと同時に洗浄剤を入れたら放っておけば完了するのですが、最後に洗濯槽の内側にカビが残っているかもしれないため雑巾でひと拭きし、蓋を開けて十分乾燥させることもポイントです。槽乾燥の機能を使ってもOK。
 

正しい洗浄剤を使っているか要注意! 洗濯槽掃除に必要な道具

手作りカビすくいグッズ!針金ハンガーを輪っか状にして、キッチン用不織布ゴミ袋をかぶせ、取れないようホチキスで留めました。専用グッズのように洗うことなく袋を捨てれば終了。

手作りカビすくいグッズは、市販の専用ネットのように洗うことなく、袋の部分を使い捨てできるのが便利

<必要な道具>
  • 洗濯槽用洗浄剤(市販の洗濯槽クリーナー1本か、衣類用の塩素系漂白剤300ml )
  • 市販のネット、写真のように手作りする場合は、針金ハンガー・キッチン用不織布のゴミ袋・ホチキス
  • 仕上げ拭きに使う雑巾
この他に必要なのは、浸け置きとその後のカビ取りにかかる「時間」です。

なお、浮いてきたゴミをすくう網は100円ショップなどで入手可能です。手作りする場合は、針金ハンガーを輪っか状にして、キッチン用不織布ゴミ袋をかぶせ、取れないようホチキスで留めます。市販の専用ネットのように洗うことなく袋を使い捨てできるのがメリットです。

また現在、洗濯機メーカー各社がカビ防止のために使う日常用の洗剤としておすすめしているのは「衣類用の塩素系漂白剤」です。衣類の漂白用によく使う「酸素系漂白剤」や「キッチン用の塩素系漂白剤」は、洗濯槽内に泡が残ることがあるため、使ってはいけないとのこと。

そしてカビ臭が気になるなど念入りに掃除したいときには市販の「洗濯槽クリーナー」を使いましょう。
 

縦型洗濯機の洗濯槽の掃除手順

今回は、洗濯機の洗浄機能を使わない、手動で徹底掃除ができる縦型洗濯機のカビ退治の手順を解説します。

洗濯機の洗浄はまず「いつやるか」を決めることが大切。翌日が休日という日にしましょう。ほとんどの洗濯機は洗浄剤を入れてから10時間以上浸け置きするように設定されています。寝る前に始めて翌朝続きの作業をするか、翌日一日かけるイメージです。なお小まめに洗浄していて汚れがなさそうなら2~3時間でもOK。次からそこを目指しましょう。

<手順>
  1. 洗濯機のスイッチを入れ、3~5分の「洗いのみ」「水量を最高位」に設定してスタート。水が入り始めたら洗浄剤を加えて少し運転しながら拡散させます。止まったら洗濯機の中を見て、水がまだ入りそうならギリギリまで足しましょう。蓋を閉めて一晩おきます。
  2. 11時間前後過ぎたらゴミすくいです。まずは15分程度「洗い」を回して、沈んだり裏側に張り付いているカビやゴミを浮かび上がらせます。
  3. 蓋を開けます。掃除をあまりしていない場合、衝撃のピロピロわかめが広がっているので心して開けてみましょう。
    黒いきざみワカメのように浮かんだ洗濯槽のカビ汚れたち。

    黒いきざみワカメのように浮かんだ洗濯槽のカビ汚れたち

  4. カビや汚れの塊たちを地道にすくって捨てていきます。地味な作業ですが徹底的にがんばりましょう。
    カビをひたすらすくいます。無くなったかなと思ったら再度3分ほど回転(「洗う」ボタン)させるとまた出現するので何度か繰り返します。がんばろう!

    なくなったかなと思っても、再度「洗う」ボタンを3分ほど回転させるとカビがまた出現するため、何度か繰り返します。

  5. もういいかな?と思っても、再度3分~5分「洗う」ボタンを押して運転させてみましょう。カビが再び浮いてきたら、すくっていきます。できればカビが浮いてこなくなるまで、地道に続けてがんばりましょう。
    すくいあげるとカビたちが袋内にびっしり。溜まったら新しい袋に交換しないと、すくう時に逆流する悲劇も。

    すくいあげるとカビたちが袋内にびっしり。溜まったら新しい袋に交換しないと、すくう時に逆流してしまうため要注意!

  6. 本当にもういい!と思えたら、仕上げに洗濯物を入れず普通コースで1サイクル、洗濯機を動かします。仕上げに蓋を開けて湿らせた雑巾を使って、洗濯槽に残っているかもしれないカビや汚れを拭き取り、蓋を開けた状態で乾かします。あれば槽乾燥機能、手動なら30分程度の乾燥でも有効です。

この最後に蓋を開けて十分乾燥させることもポイント。お疲れ様です!
 

あちこちメンテで防カビ! 洗濯槽以外のカビ臭発生スポット

洗濯槽を洗ったら終了!といきたい所ですが、カビ臭の元はここだけではありません。カビ臭がまだ残っているなら要チェック。以下のメンテナンスは理想は毎回ですが、週1回程度しておくとカビ防止に効果的です。

例えば洗濯槽より上の部分や蓋にも、ホコリや汚れが飛び散っているとそこにカビが発生します。洗剤や柔軟剤を入れる容器も気づけばカビスポットに! また、お風呂の残り湯を使っている人は、お風呂に浸ける部分であるホースの先もチェックしましょう。この他、糸くずなどのゴミをキャッチするフィルターや受け皿も小まめに中身を取り除きます。
洗濯機の内側、洗濯槽の上には飛び散りやホコリなどカビのエサがいっぱい(涙)

洗濯機の内側、洗濯槽の上には飛び散りやホコリなどカビのエサがいっぱい(涙)

ドラム式全自動洗濯機の場合は、蓋の外枠にあるゴムの内側にもホコリがたまりやすいため、手で開いて拭きましょう。また綿ゴミがたくさん発生しがちなフィルターなどもマメなお掃除が大事です。
ドラム式全自動洗濯機のドアにあるゴムパッキンは内側にもゴミが入り込み、溜まるので要注意!

ドラム式全自動洗濯機のドアにあるゴムパッキンは内側にもゴミが入り込み、溜まるので要注意!

お使いの洗濯機によっては、他にもホコリがたまりやすい部分があるかも。見つけたらメンテナンスのルーティンに加えましょう。槽乾燥機能がついていたら、時々動かして洗濯槽の湿度を下げれば防カビ効果があります。
 

大掃除から防カビ掃除へ

ここまでやって洗濯機の掃除は完了です。

カビにとって必要な水分が豊富な洗濯機は、栄養となる汚れを待つばかりですが、これらのメンテナンスや月1の洗濯槽洗浄をしていたら、カビ臭に出会うことも激減します。面倒になる前の一手でカビなし洗濯ライフを目指しましょう。

【参考URL】
JEMA 一般社団法人日本電機工業会「洗濯機のカビ Q&A」

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