全ランキングを発表!
最後に、5年間の地価の増減ランキングについて、全順位を発表します。地価変動ランキング
地価が下がった市区町村ランキングの4位長田区、5位姫路市、6位神戸市西区の共通点は、市域の多く、または全てがJR東海道線~JR山陽本線の通るエリアから見て「支線エリア」「山間部」であることです。バブル期までは「郊外の閑静な住宅地」の人気が高く、それを満たすエリアで住宅開発を進めたものの、人々の志向は「駅前、フラットアクセス」すなわち鉄道を利用して都心へアクセスしやすい平坦な土地へと移行しました。そんな需要の変化が土地価格の下落につながっています。
しかし、人々の志向が変化しても「郊外の閑静な住宅地」の環境が悪くなったわけではありません。中には買物施設の閉鎖や、バスの減便などで不便になった場所もあるかもしれませんが、そのような変化のない場所であれば環境の良さ今も昔も変わりません。「ワースト3行政区」は、いずれも都心へのアクセスが困難というわけではありません。価格が安くなったことで住宅の選択肢が増えたとポジティブに考えるのはいかがでしょうか?
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【関連リンク】
・国土交通省「都道府県地価調査」