天下の台所、大阪。ここ5年間は、インバウンド需要増大からのコロナ禍で土地の需要が乱高下しましたが、どの街の地価が減少したか、ご存知でしょうか? 今回は、国土交通省「都道府県地価調査」より、大阪府の10万人以上の人口がいる市区町村の、地価がさがった市区町村ランキングを発表します。
 

1位は、PLの花火が有名な富田林市

 
地価変動ランキングTOP3

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「PLの花火」「PLの塔」で有名な富田林市。大阪府の南東部、金剛山の麓に位置し丘陵部分が多くある田園都市です。歴史的建造物が並ぶ重要伝統建造物群保存地区いわゆる「伝建地区」がある大阪府下唯一の街でもあります。

自然環境が豊かである反面、市域の多くが鉄道移動が不便なエリアとなっています。南海本線を利用すれば大阪市中心部への利便性は高いですが、同線は市域の西をかすめるように通っているだけで、多くのエリアは支線である近鉄長野線を利用することになります。
 

2位は、パナソニックの企業城下町、門真市

大阪在住者には運転免許試験場がある町として有名な門真市。鉄道での移動は、淀屋橋(大阪市中央区)と出町柳(京都市左京区)を結ぶ京阪本線がメインとなります。最近ではららぽーとやコストコの出店が見込まれているパナソニック南門真地区事業所跡地の開発や、地上41階建てのタワーマンションを中心とした古川橋駅前の再開発が注目されています。

パナソニックの企業城下町として発展した同市ですが、昨今では工場移転等による空洞化が進んでいます。地価の下落はその影響による地域経済の地盤沈下の影響が強いと考えられます。
 

3位は、「守口市」

大阪市隣接で大阪メトロが走り、市外局番は大阪市と同じく「06」。「準大阪市」ともいえる守口市は京阪本線、大阪メトロ谷町線、大阪モノレールの3線が利用でき、車移動に関しても阪神高速、近畿自動車道、国道1号が通る利便性の高いエリア。

交通利便性は高いものの、門真市同様パナソニック城下町で昨今は元気がない。また市全体としてのまとまりにかけ、市の存在感が薄いのもマイナス要因。住宅地としてパナソニック社屋は隣接の門真市両市にまたがっているため門真市のイメージが強く、南端にある鶴見緑地も大阪市鶴見区とまたがっていて敷地の半分は守口市なのに「鶴見緑地」。利便性が高いだけに、ブランディングができれば土地価格上昇もあり得るのではないでしょうか。