実は100均で多くのキャンプグッズが手に入る
コロナ禍で外出が制限される中、三密を避けられるアウトドアの人気が高まっています。特に、数年前から続くキャンプブームもあり、この機会にキャンプに出かけたいと考えている人は増えているようです。ただし、キャンプに出かけるには、さまざまな道具が必要。そのため、なかなか一歩を踏み出せない人も多いのではないでしょうか。実は今、キャンプで活躍するアウトドアグッズの多くが、100均で手に入ります。キャンプに行きたくなったら、まずは100均で必要なものを探してみてください。驚くほど豊富な品ぞろえで、欲しいものがお手軽価格できっと見つかりますよ。
今回は、年間20カ所のキャンプ場を取材するアウトドアナビゲーターの筆者が、100均にあるキャンプグッズの中から厳選した「初心者がそろえたい基本の5つ」をご紹介します。
1:セリアのファイアスターターでブッシュクラフト体験
アウトドア上級者たちなら必ず持っている「ファイアスターター」。数年前にセリアで見つけたときは思わず歓声を上げてしまいました。セリアの「ファイアスターター」は、マグネシウム芯とスクレイパーがセットになっていて、いつでも手軽に火起こし可能なキャンプグッズ。品薄でなかなか入手できない人気商品です。 使い方にはコツが必要です。木くずや麻ひも、ティッシュなどの燃えやすい火口を用意し、マグネシウム芯を削ってから、スクレイパーで火花を出します。キャンプで最も重要な火付け作業を、ファイアスターターだけでできるようになれば、仲間から称賛のまなざしを得られること間違いなし。
2:ダイソーのアルコールバーナー五徳と固形燃料
ソロやツーリングキャンプなら、調理器具は小さくてコンパクトなシングルバーナーを用意したいところ。ただし、小さくてコンパクトなシングルバーナーとなれば、高価なものが多いので悩む方も多いのでは? そんなときは、ダイソーの「アルコールバーナー五徳」(110円)と「固形燃料」(110円)で解決。3枚の金属片を組み立てると五徳になり、シェラカップやメスティンなどを載せることができます。また、ダイソーにある固形燃料を中央にセットすれば、簡単な料理ができる調理器具としても活躍します。ただし、固形燃料の火付けが必要ですので、ライターなどの準備もお忘れなく。
3:ダイソーのLEDランタン
セリアでもダイソーでも、LEDランタンは複数の種類が販売されています。特に、ダイソーの「ランタンクリスタル」は、子どもの手のひらにすっぽり収まるほど小さくてコンパクトながら、明るくて長時間使えるのでとても便利です。4:カトラリーセット
ソロキャンプで一人分のキャンプ用品をそろえるなら、素材や使いやすさにこだわりたいという人も多いのではないでしょうか。ステンレスのカトラリーなら、キャンプ飯がきっとさらにおいしく感じられるはずです。 セリアの「アウトドア用カトラリー」(各110円)はステンレス製。カラビナ(別売り)でまとめることができるので、使うときもしまうときも便利です。スプーンやフォーク、ナイフなどがまとまったカラフルなカトラリーセットはダイソーの商品。セットで110円と格安なので、家族やグループでのキャンプにおすすめです。ケースに入っているので持ち運びに便利ですし、数種の色に分かれているので、色ごとに使い分ければ、誰のものなのかひと目で区別できます。 忘れがち、そして使い捨てになりがちなカトラリーだからこそ、しっかり準備しておくのが重要です。
5:ポケットナイフでワインもビールもどんと来い!
マルチツールといえば、「ビクトリノックス」が有名ですが、ダイソーは「8wayポケットナイフ」、セリアでは「ポケットナイフ」など、110円で同じようなマルチツールを手に入れることができます。 ちょっとしたものを切るときに便利なことはもちろん、筆者は、ワインのコルクや瓶ビールの栓を開けるときによく使います。ワインもビールも、栓抜きなしで開けられるタイプのものが増えていますが、キャンプ地ではたまに、「しまった!開けられない!」というワインやクラフトビールに出会います。そんなときにいつも重宝しています。以上、プロが厳選する「基本の100均キャンプグッズ」5選をご紹介しました。ちなみに、ファイアスターターとポケットナイフは危険物にあたるため、持ち運びには十分注意してくださいね。
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