今回は、大台ともいえる2万円以内で購入できる製品に注目。年間に数百ものイヤホンを試聴する専門家の筆者が、一芸に秀でたコスパも優秀な製品「ベスト5」をご紹介します!
AVIOT TE-D01t【高性能、高音質、高機能でコスパ最強!】
完全ワイヤレスイヤホン時代に大躍進し、高いシェアを誇る人気の日本ブランド「AVIOT」。本製品は、一般的なフィードフォワード方式に加え、フィードバック方式も併用するハイブリッドアクティブノイズキャンセリング(=ハイブリッドANC)機能を搭載しつつ、1万円ちょっとと非常に手軽な価格を実現した意欲作。最高-50dBのノイズキャンセリング機能は業界最高峰で、実際に試聴してもその実力も確か。何より、ノイキャン利用時の音質の良さも特筆に値します。ほか、連続再生時間がイヤホン単体で最大18時間、ケース併用で60時間と非常に長いのも特長。コスパ最強の1台です。
JVC HA-XC91T 【重低音ファン定番の人気シリーズが高性能ANC搭載】
JVCの「XXシリーズ」は、重低音の再現をコンセプトに掲げる個性派。音調に加え、デザインもマッシブで、重低音ファンからも支持の厚い実力派です。本製品は、同シリーズ完全ワイヤレスタイプ初となるハイブリッド方式のアクティブノイズキャンセリング機能を搭載しているのが特徴。人気シリーズが人気機能を追加し、重低音ファン必聴の1台です。音質は、完全ワイヤレスタイプとしては大口径の直径12mmドライバーを採用し、独自の高度な音響設計との相乗効果で、単に低音が大きいのではなく、低く深みのある上質なサウンドが特長。ジャンルを選ばずリッチな音楽体験を求める方にもおすすめできます。
JBL CLUB PRO+【味わい深いJBLサウンドを手軽に】
往年の名門オーディオブランド「JBL」の世界観を受け継ぐ完全ワイヤレスイヤホン。ハイブリッド方式のノイズキャンセリング機能を搭載し、場所を選ばず静寂の中で、「JBLサウンド」が楽しめる逸品です。実際に試聴しても、質感と量感のバランスが良く、躍動感に溢れる低音は、音楽を聴く楽しみを増してくれます。「CLUB」というネーミングですが、幅広いジャンルの音楽にも適し、映画も没入感が圧巻!充電ケースは人気のQiワイヤレス充電(Qi充電器は別売)に対応し、専用アプリでの操作も可能。ノイズキャンセリング機能や音質だけでなく、使い勝手も配慮された好製品です。
ANC機能利用時で最大6時間の再生時間も実用的です。
パナソニック RZ-S50W 【しっとり艶やかな魅惑のサウンド】
完全ワイヤレスで後発のパナソニック。特徴は、アナログ制御とデジタル制御を融合させた、独自のハイブリッド・ノイズキャンセリング機能を搭載していること。外部からの騒音はデジタル制御で効率よく低減、内部に侵入するノイズは遅延の少ないアナログ制御で高精度に除去。結果、騒音効果が高くかつナチュラルなリスニング体験をもたらしてくれます。筆者のおすすめポイントは、しっとり艶やかなサウンド。振動板にバイオセルロース素材を使用し、誇張感なく、音源に込められたニュアンスを余すところなく引き出してくれ、クラスを超える美音。ほか、明瞭な通話、左右同時通信による音途切れの少なさなど、流石パナソニックと思える完成度の高さも魅力です。
Philips TAT4556【リズムが心地よい軽快サウンドが絶品】
各方面で世界的なブランド「Philips(フィリップス)」。かつてはオーディオメーカーとしても知られ、イヤホンも名機と呼ばれるヒット作を多数輩出してきました。その「Philips」が新しく発売した完全ワイヤレスイヤホンが「TAT4556」です。このサイズとしては珍しく、直径12mmもの大口径ドライバーを採用。サウンドは心機一転とも言える進化を果たし、繊細な中高域と、厚みを感じさせつつ弾力感や躍動感が心地よい低域を両立。ボーカルのクリアさも特筆に値し、ポップス系音楽とも好相性です。フィード・フォワード方式のノイズキャンセリング機能を搭載し、価格が抑えられているのもポイント。初めてノイズキャンセリング機能搭載の完全ワイヤレスイヤホンを手にする方におすすめの1台です。
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