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10代に人気のTikTok、そこに集まる悪い大人たち
ノリの良い音楽に合わせたダンス動画で人気となったTikTokは、今や日常を記録するVlog(ブイログ)、あるあるネタ、教育系コンテンツなど、バラエティー豊かなショートムービーが投稿される場となり、10代から絶大な人気を得ています。閲覧して楽しむユーザーが多いものの、エフェクトを使えば気軽に投稿できる仕組みも用意されており、10代は遊びのひとつとして投稿を楽しんでいます。
しかし残念なことに、10代が集まることを知って、10代を狙う悪い大人たちもTikTokに集まっています。すでに犯罪も起きており、動画を褒めながら会うことを強要するダイレクトメッセージを送ってきてわいせつ行為に及んだ事件、裸の動画を送るように子どもを脅した事件などが起きており、いずれも逮捕に至っています。逮捕まで至った件は氷山の一角かもしれません。
こうした事態をTikTokも問題視しており、かねてから未成年者を守るための対策を講じてきました。16歳未満のダイレクトメッセージの無効化(2020年4月)、16歳未満のアカウントに対して初期設定を非公開に設定、16歳未満は動画にコメントできる範囲を友達のみかオフに制限(2021年1月)、全ユーザーの年齢確認を実施し、13歳未満のアカウントを削除(2021年2月)など、子どもの年齢に合わせた安全策を講じています。
未成年者を守るために追加された機能
さらにTikTokは8月12日、10代向けの安全対策を発表しました。- 16歳と17歳のダイレクトメッセージの初期設定を「オフ」に
- 16歳未満が初めて動画を投稿する際には範囲の制限を呼びかける
- 16歳と17歳に動画のダウンロード許可について確認
- 通知の時間を制限
TikTokにはペアレンタルコントロール機能があり、保護者のアカウントから子どもの利用時間を制限できるなど、未成年者を守る仕組みを用意しています。TikTokにすべてをお任せするのではなく、ペアレンタルコントロールで我が子に合わせた設定をすると安心です。設定については「保護者向けガイド」が参考になります。難しくないので、ぜひトライしてみてくださいね。
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