亀山早苗の恋愛コラム

山寺宏一は3度目で31歳「超」年の差婚。結婚を繰り返すたびに相手との年齢差が激しくなる男性の引力

ベテラン声優の山寺宏一さん(60歳)が、28歳のタレント岡田ロビン翔子さんと結婚を発表。年齢を重ねるほどに年の差が激しくなること、アラサー女性ばかりと結婚していることが話題となっている。

亀山 早苗

執筆者:亀山 早苗

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結婚を繰り返すたびに相手の年齢が若くなる男性

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ベテラン声優の山寺宏一さん(6月17日で60歳)が、28歳のタレント岡田ロビン翔子さんと結婚を発表した。岡田さんは3月に28歳になったので実質32歳差婚である。

山寺さんは3度目の結婚。最初は31歳のときで相手は29歳の2歳差。13年の結婚生活を解消し、その後、51歳のときに33歳(18歳年下)女性と結婚。2度目は6年の結婚生活だった。そしてインターバル約3年で、32歳の年下婚。本人が年齢を重ねるほどに年の差が激しくなること、アラサー女性ばかりと結婚していることが話題となっている。

キャリア36年、「七色の声をもつ」とされ、今も多忙な山寺さんは、優しい人柄に定評がある。ひとつの道を極め、功成り名遂げて優しいとなればモテるのも当然かもしれないが、一般論としてこういう男性の場合、超年下女性を選ぶメリットは何なのだろうか。

 

落ち着きたくない感覚

29歳のときに学生時代からくっついたり離れたりしながらつきあっていた同い年の女性と結婚、35歳で起業して仕事が軌道に乗った45歳で離婚したタクロウさん(55歳)。離婚の理由は彼の不倫である。

「44歳のころ、20歳年下の女性と恋に落ちまして。それが妻にバレて、『私をとるか彼女をとるか』と迫られ、彼女をとると答えてしまった。妻とはうまくいっていたんですよ。落ち着いた、いい関係を築いていました。だけど40歳を過ぎて、自分の感性や仕事の方法などに迷いが生じるようになった。若い人向けの事業をメインにしている会社なので、自分に若い感覚がなくなることが怖くてたまらなかった。そんなときにふっと恋がやってきたんです」

離婚してすぐ、その彼女と結婚した。そして結婚生活が9年を迎えた昨年、彼は再度離婚した。また好きな女性ができたからである。今回は「さらに若い感性がほしかったのと、落ち着くことへの恐れから」だった。

「僕の父親は、僕が就職したその年に急逝したんです。54歳でした。昨年、自分が父と同じ年齢になったとき、何かが起こりそうな予感がありました。それからすぐ、今の彼女と出会ったんです」

今回は28歳年下の27歳。彼から見ると、仕事をしていく上でも女性としてもまだ完成されていないまっすぐな感じがまぶしいのだという。

 

もっとアグレッシブに生きたい

彼の心の中には、50代になっても攻めて生きたいという思いがあった。仕事もプライベートもだ。

「特に50代になってからは、止まるのが怖くて走り続けている気がします。一度止まったらもうずっと止まってしまうのではないか……。もっと仕事をしたい、もっと人と知り合いたい、自分にない感性を磨きたい。人は前向きだと言うけど、そうじゃないんです。老いるのが怖いだけだと思う」

だから若い女性に常に隣にいてほしいのだという。そうすれば少しでも自分も若くいられるような気がするからと言って、タクロウさんは恥ずかしそうな表情になった。

老いを認めたくない、老いと向き合いたくない。だから同年代とではなく、若い人とばかり集っている人は男女問わずいる。それでも否応なく、年齢は重ねているのだが。

「いつか若い彼女に捨てられるのは覚悟の上です。いや、今回は結婚までこぎ着けることができないかもしれません。それなら不倫をしていればいいと言う友人もいます。でも僕は恋をしたら、やはり離婚して、退路を断って彼女に向かっていきたい」

彼は「若い感性」という言葉を繰り返していた。若い女性なら自分の言いなりになってくれるという意味ではないと補足もした。自分の言いなりになる女性など求めていないのだ、と。もしかしたら5歳、10歳の違いだと相手が遠慮して言いたいことも言えなくなるのかもしれない。20歳も離れていれば、女性はむしろ強気になれる。言いたいことを言える女性と、それを自分の経験に照らし合わせて取り入れる男性の組み合わせができあがる可能性もある。

超年下女性と一緒になる男性が相手に何を求めているのかは人それぞれだろう。それこそトロフィーワイフのように、自分の地位や権力に見合う美貌の妻を手に入れたいと願う男性もいるかもしれない。だがタクロウさんの場合は、純粋に相手の感性に惚れ、心の奥底まで知りたい気持ちで突っ走っていくのだ。

年下だから取り込めると女性を甘く見る男性もいれば、年下だからこそ尊重したいと思う男性もいる。それは年齢関係なく、その人が女性という存在をどう考えているかということなのだろう。
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