ロック・ポップス

「THE FIRST TAKE」だけじゃなかった!自宅で質の高い音楽ライブを楽しむ方法がヤバい…

コロナ禍でライブ・コンサートの中止が余儀なくされる中、リアルな音楽体験を求める人が増えています。「THE FIRST TAKE」など質の高い音楽ライブを自宅で楽しむ方法をご紹介します。

鈴木 亮介

執筆者:鈴木 亮介

ロック・ポップスガイド

コロナ禍でライブ・コンサートの中止が余儀なくされる中、「リアルな音楽体験」を求める人が増えていることが「THE FIRST TAKE」ヒットの要因ともいわれています。

そんな今だからこそ、質の高い音楽ライブを自宅で楽しむ方法をご紹介します。
コロナ禍で変わる音楽の楽しみ方

コロナ禍で変わる音楽の楽しみ方

リアルなコンサート、ライブが中止になる代わりに、配信ライブの開催を行うアーティストも数多くいます。お気に入りのバンドのライブ配信やYouTubeチャンネルを視聴するという方法もありますが、ここでは野外フェスやサーキットイベントのように「新たな音楽との出会い」という視点でご紹介します。
 

1:音楽メディアで検索

音楽ライブの配信やオンラインフェスを検索し、興味を持ったものを視聴してみるという方法。ここで役立つのがやはり音楽メディアです。一例として、ORICON MUSICの「オンラインライブカレンダー」サイト(https://www.oricon.co.jp/special/online-live-calendar/)では、ABEMA、GYAO!、SHOWROOMなどさまざまなプラットフォームの情報が集約されているので、国内のオンラインライブの開催情報を一括検索できます。

特定のプラットフォームを定期巡回するのもおすすめです。例えばGYAO!ではカテゴリーごとに動画を検索でき、「音楽」で絞ると(https://gyao.yahoo.co.jp/ct/music)、さまざまな春フェスのライブ映像や、国内外を問わず人気アーティストのパフォーマンス動画を視聴することができます。
 

2:YouTubeチャンネル

音楽にまつわる動画といえばやはりYouTubeを抜きに語れませんが、YouTubeのトップページから良質な音楽を見つけようとするのは、渋谷スクランブル交差点で有名人を探すようなもの。また「ライブ配信」ページにも「ニュース」「スポーツ」カテゴリーしかなく、検索窓に「音楽 ライブ配信」など入れても、「作業用BGM」が多く並んでいます(※2021年5月現在)。

そこで、「THE FIRST TAKE」のように、YouTube内で良質なチャンネルを見つけるのがおすすめです。ここでは2つご紹介します。
DRIPTOKYO

DRIP TOKYO

音楽専門チャンネル「SPACE SHOWER TV」と東京のラジオ局「J-WAVE」がタッグを組み、上質なスタジオライブ映像を公開する「DRIP TOKYO」。カネコアヤノ、崎山蒼志、秋山黄色といった通好みのラインナップに加え、映像の尺が20~30分とたっぷりあるのが特徴。とても無料とは思えないクオリティで臨場感ある音楽が楽しめます。

独自に厳選した国内外の新鋭MUSICを紹介する音楽情報メディア「Spincoaster」(スピンコースター)では2018年7月より「TOKYO SOUNDS」プロジェクトを始動。YouTubeチャンネル上に上質なライブ動画やリリックビデオなどの映像作品を定期公開しており、これまでにSIRUP、showmore、竹内アンナ、Kan Sano、TENDRE、eillなど多数のアーティストが出演しています。

 

3:テレビ番組

やはり映像メディアのプロ集団が提供する番組に外れはありません。最近テレビは観なくなったという人も、この機会にチェックしてみてはいかがでしょうか。

公共放送としての圧倒的なハイクオリティを誇るのがNHKの歌番組。中でも注目は毎週火曜19:57~放送の「うたコン」は生放送を基本とし、東京国際フォーラムなど最高峰の設備・環境の整った舞台で、オーケストラの生音などをバックに演奏するなど贅沢な演奏が楽しめることが特徴。

これまでの放送では、ピアニストYouTuberハラミちゃんと鈴木愛理のコラボレーションや、生田絵梨花(乃木坂46)によるレ・ミゼラブルの名曲「オン・マイ・オウン」披露など、ベテラン歌手だけでなくラインナップの幅広さが支持を集めているようです。
MUSIC BLOOD

MUSIC BLOOD

2021年4月より毎週金曜23:00~放送、日テレ系の金曜深夜音楽番組として17年ぶりに復活した「MUSIC BLOOD」は、毎週一組のアーティストを迎えて、アーティストの音楽的な原体験に焦点を当てた、トークとライブの構成。曲を聴いた瞬間の「全身に電流が走った」「悔しくて悔しくて、泣いた」といった衝撃に迫るというコンセプトで、これまでにMAN WITH A MISSION、東京スカパラダイスオーケストラ、森山直太朗らが出演しています。

この番組の特徴はスマホの映像配信アプリ「smash.」と連動していること。番組の放送直後より、出演ゲストのライブパフォーマンスを1カメラ&ノーカットで収録する“UNCUT”映像をsmash.で配信。「縦向き」「手近」といったスマホ画面の特性をいかし、ゲストをより近距離で撮影することで迫力と没入感が楽しめます。

そして「テレビの音楽番組」といって真っ先に思い浮かべる人が多いのが「Mステ」と「カウントダウンTV」ではないでしょうか。テレビ朝日系「ミュージックステーション」はご存じタモリ司会の長寿番組。一貫して「生放送でのライブパフォーマンス」が中心で、毎週の豪華出演陣は、さながらサーキットフェスに参戦しているよう。

TBS系毎週月曜21:00~放送の「CDTV ライブ! ライブ!」も、タイトルの通り「ライブパフォーマンス」にこだわった番組構成にリニューアルしています。さらに、フジテレビ系で日曜24:30~放送の「Love music」は、気鋭の若手アーティストを中心としたラインナップが特徴。2021年4月には日比谷野外音楽堂でAwesome City Club、キタニタツヤ、浪漫革命らが出演したライブイベント「若者のすべて」を開催し、テレビ放送も実施しました。

地上波放送を中心にご紹介しましたが、MTVなど音楽専門チャンネルは言わずもがな。どんな番組があるか探している時間自体も楽しいですよね。野外フェスに思いを馳せながら、おうち時間を楽しんでみてはいかがでしょうか。

【参考】
TOKYO SOUNDS Spincoaster (スピンコースター)
https://spincoaster.com/author/tokyo-sounds
DRIP TOKYO YouTubeチャンネル
https://www.youtube.com/channel/UCFsRt6rnKqRgUdhzERHgqHQ
うたコン NHK
https://www.nhk.jp/p/utacon/
MUSIC BLOOD 日本テレビ
https://www.ntv.co.jp/musicblood/
ミュージックステーション テレビ朝日
https://www.tv-asahi.co.jp/music/
CDTV ライブ! ライブ! TBSテレビ
https://www.tbs.co.jp/cdtv_livelive/
Love music フジテレビ
https://www.fujitv.co.jp/lovemusic/
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