経験を積み重ねてきた50代にとって、「本当にないと困る」キッチン道具は意外と少ないかもしれません。毎日使うからこそ使いやすさにこだわりたいキッチンを気持ちよく整えるために、本当に必要かを問い直したい5つのアイテムについて考えてみましょう。
 

1. 重たい鍋とフライパン

引き出し収納にしまっている鍋

一度買ったら長く使える鍋。たくさんあっても、よく使うのは限られている

まだまだ元気な50代とはいえ、片手でフライパンを振って具材をキャッチするようなことが難しくなります。それは調理のテクニックに問題があるのではなく、道具そのものが重たいから。同じように水を張った鍋を持ち上げるときにも腕力が必要です。

ホーロー鍋、多層鍋、圧力鍋など、これまでずっと使い慣れてきた調理道具ではあるでしょうが、その大きさと重さが料理のしやすさを左右します。毎日のように作る献立と家族の人数から、ちょうどいいサイズの鍋とフライパンだけに絞り込みましょう。
 

2. いくつもあるザルとボウル

キッチン収納にあるザルとボウル

入れ子のように積み重ねているけれど、よく使うのは上にある2種類かも

食材を混ぜたり、和えたり、ドレッシングやタレを作ったりするときに活用するボウル。ステンレス製のほか、ホーロー、シリコン、プラスチック製など素材も様々あり、また、持ち手付きのものなど種類や形も豊富です。下ごしらえからレンジ調理できる耐熱ガラスを使いこなしている方もいるでしょう。

ザルも同じように、ステンレス、プラスチック、竹などの天然素材製のほか、シリコンで折りたためるタイプなど様々あります。水切りの形としてメッシュ、パンチング、スリット、形状は丸型、角型、平型など、さらには場ふさぎなサラダスピナーといったものもありますね。

使いやすいものに出会うまでの歴代の道具が残っているでしょうが、作り慣れている定番料理に必要な道具だけ残してはいかがでしょう。
 

3. 複雑な形の食器

食器収納法

形が不揃いな器を出しやすく戻しやすく、傷まないようにしまうためにはテクニックがいる

料理のレパートリーが広いと、食器のバリエーションも増えるのではないでしょうか。どんなメニューにも合わせやすいプレーンな食器もあれば、盛り付けたときの仕上がりに合わせて器を選んだり、季節で使い分けたりするなど、ベテラン主婦ならではの演出を楽しみたいところです。

和食器の場合は、懐石料理で使うような複雑な形の器が魅力的ですが、洗いにくいことがあります。また、欠けたり割れたりの残念なしまい方は避けたいものです。それでも使いたい器はどれでしょう。収納に余白が残るくらいの分量が目安になります。
 

4. 余分なスプーンとフォーク

カトラリー収納法

種類別に整理整頓するためには、仕切り用グッズを使いこなすテクが必要

結婚式の引き出物として、かつてはカトラリーセットを頂くことがあったのではないでしょうか。豪華な箱に入ったブランド品がそのままの状態で残っているかもしれません。ふだんの食事で箸を使っていると、洋食用カトラリーはスープやパスタ料理、デザートのときなど、使う機会が限られていたりします。

その他、私たちの食生活では食べる道具として、れんげがあったり、塗り物の菓子楊枝・黒文字などがあります。家族使いと来客用として使う場面といった用途を整理し、どんな種類が何セットあるといいのかを考えて、残すべきモノを選びましょう。
 

5. 溜まりがちな保存容器

保存容器の収納法

食品用から他の用途へ転用。内服薬や文具などの入れ物として活用する手もある

おかずの作り置きをしていると、保存容器と保存用バッグが必需品。お弁当づくりや忙しい日の副菜として重宝します。また、食べきれなくて残ってしまった総菜を容器に移し替えることで、冷蔵庫の中が整理しやすくなります。

このように便利なグッズなのですが、解凍と加熱の方法に応じて使い分けなければなりません。手入れのしやすさを考えると、使い勝手の良いものは限られています。変色や臭い残りが気になる、プラスチック製のモノから見切りをつけるのがおすすめです。


食生活が味気なくなるほど減らす必要はないのですが、キッチン収納の中身が軽くなると炊事がラクになります。これからも料理と食事が楽しくなる時間をもっと増やしましょう。

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