困った義母……私の我慢も限界

嫁姑

結婚して巣立った息子かわいさに、どこまでも息子夫婦を追う義母。「嫁」という立場では、面と向かって逆らうこともできない「デキた」女性は、ストレスを抱え込むことになる。困った義母にどう対処すればいいのか、永遠の問題なのかもしれない。
 

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ありがたいけど気持ちが悪い義母…

1歳年上の男性と結婚して8年たつフミコさん(38歳)。7歳のひとり娘がいる。出産後、10カ月ほど育休をとっていたとき、義母にはいつも辟易とさせられていた。

「手伝ってもらうこともあるかもしれないと、結婚後、夫の実家近くにアパートを借りたんです。そうしたら義母はしょっちゅう来て、掃除だの料理だのやってくれる。合い鍵を渡してしまったので、昼間はほとんど私たちのアパートにいたのかもしれません」

フミコさんが帰ってくると、洗濯物が畳んであり、テーブルには食事の支度がしてあった。ありがたいけど気持ちが悪い。それが正直なところだった。

「最初は夫に言ってもわかってもらえなかった。『共働きで忙しいんだから、よかったじゃん』という感じ。私たちは新しく家庭をもったのだから、自分たちで自立すべきだと思う。そもそも違う世帯なのに、どうして鍵を渡したのか、と夫が傷つかないように丁寧に話しました。逆の立場だったらどう思うかも含めて。『私は自分の親が知らないうちに、私たちの新居に入って家事をやっていたら、ありがたいと思うより前に、私たちの生活に入り込まないでって思うよ』と言ったらようやくわかってくれたみたい。半年くらいかかりましたけどね」

そのころ、妊娠しているのがわかったフミコさん。ますます義母の出入りが気になるようになった。精神的に過敏になっていたのかもしれない。さすがの夫も、少し自覚したのと妻の様子におののいたのとで、連絡なしで来ないでほしいと母親に電話で言ってくれた。

「義母は電話口で泣いていたそうです。『そんな子に育てた覚えはない』と激怒しているのが聞こえてきました。夫は私の顔を見ながら、『頼みごとがあるときは連絡するし、絶対来るなと言っているわけじゃないんだ』としどろもどろながら、一応、言いたいことを伝えてくれました」

しばらくは来なくなった義母だが、出産して退院してからは、「ここが自分の出番」とばかりにやってくるようになった。

 

引っ越したら、義母も引っ越してきた

育児については、義母はうるさいほど自分のやり方を押しつけてきた。時代は変わっているのに。

「しかも、突然、断りなしに自分の友だちを連れてくるんですよ。私が疲れていても、やっと子どもが寝たときでもおかまいなし。さすがにあるとき、『お義母さん、私、疲れていて今少し休もうと思っているんですけど』と言ったら、『いいわよ、寝ていて』と上がり込んできた。そのお友だちのほうが遠慮して、『ごめんなさいね、休んで』と義母を引っ張って行ってくれました」

そんなことが相次ぎ、さらに娘を保育園に入れることができるようになったので、フミコさんは夫と話し合って保育園の近くに引っ越すことにした。義母と離れられるのもうれしかったという。

「夫の実家から二駅ほど離れたところだったんですが、引っ越して半年、私も仕事に復帰してようやくホッとしたころ、義母から連絡があって『私、来週、そちらの町に越すから』って。ずっと物件を探していたみたいです。実家を売って越してくるらしくて、夫の妹などは財産分与はどうなるのかとさらに大騒ぎになりました」

今も、義母はフミコさん宅の近くのアパートに住んでいる。今回は合い鍵も渡していないから、勝手に入ってくることはないが、それでも夜中に急に訪ねてくることがある。

「さすがに夫も怒って追い返しています。義母は友だちもあまりいないし、趣味もない。どこかに何かを習いにいっても、たいてい『変な人が多くて続けられない』と言い出すんですよね。おそらく、義母がいちばん変な人なんですが、自覚がないから……」

ごく普通のつきあいをフミコさんは拒んでいるわけではない。来るなら連絡をしてほしいし、こちらの都合を考えてほしいだけだ。そういう最低限のマナーを守れない人とは、義母であろうが友人であろうがつきあえないと思っている。

「ただ義母も寂しいんだと思うんですよね。だから最近は、夫を促して週に2回くらい、訪ねてもらっているんです。娘はおばあちゃんがあまり好きではないみたいで。義母にとっては、それもイライラする原因なのかもしれないけど、娘に強制はできません」

夫のことは愛していても、夫の母まで愛するのはむずかしい。お互いに赤の他人と割り切れば、かえっていい関係が作れるはずなのに。フミコさんは、それでもいつかは義母のめんどうをみることになると考えている。夫の母を見捨てるわけにはいかないからだ。夫は、フミコさんのそんな心根をわかっているから、完全に妻側についている。それを義母は認めたくないのかもしれない。

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