久野浩司の恋愛コラム

妻をイラッとさせる夫の言葉4選…隠された夫側の真意はこうだった!

結婚して夫婦生活が当たり前になれば、何気ない発言で妻をイラッとさせてしまうことが多々あります。今回は、妻をイラッとさせる夫の言葉を4つセレクトしました。夫婦間の意味のすれ違いを防ぐためにも、夫がつい言ってしまった言葉の真意について解説します。

久野 浩司

執筆者:久野 浩司

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妻をイラッとさせる夫の言葉4選

妻をイラッとさせる夫の言葉4選

「妻が料理を作るのは当たり前」って思ってる?

僕自身、結婚してもうすぐ18年が過ぎようとしています。気づけば、あっと言う間の月日ではありつつも、今もって常日頃から妻をイラッとさせては怒られる毎日を過ごしています(笑)

本日はそんな妻をイラッとさせる天才かも知れない僕が、悪気は無いにも関わらず、思わず怒りに火を点けてしまう夫の言葉をセレクト。ついその言葉を言ってしまった真意などについてお話ししたいと思います。この機会にぜひ夫婦間の会話について一緒に考えていきましょう。
 
<妻をイラッとさせる夫の言葉:目次>
 

妻をイラッとさせる夫の言葉1:「とりあえず何か作ってよ!」

やはり夫婦間において食事ネタは妻をイラッとさせるテッパンかも知れません。私たちの親である昭和世代のような「おい、メシ!」はさすがに今の時代ではそこまで聞きませんが、「とりあえず何か作ってよ!」などの言葉はついつい妻に言ってしまいがちです……。

夫としては「お腹が空いたから、ささっと何か作ってもらえないかな……。自分で作るより君が作るほうが美味しいから作ってもらいたいな」という気持ちを込めてこの言葉を使う場合が多いです。しかし、妻からすれば食事を作ること自体が軽視されているようなニュアンスに聞こえ、イラッとさせてしまうのかもしれません。

■夫の真意:『君が作るほうが美味しいから、ぜひ作ってもらえないかな……?』
 

妻をイラッとさせる夫の言葉2:「今日はもう食べたからご飯いらない」

この言葉は、新婚当初に僕自身が妻を激怒させた一言として今でも鮮明に覚えています(笑)。そのときに思いっきりキレられて、逆に「えっ、なんでそんな怒ってるの!?」とビックリした記憶があります。

その日は早めに家に帰って夕食を食べる予定でしたが、夕方過ぎに急遽、上司や取引先の都合で会食しながらの打ち合わせが入ってしまいました。まだ、この時点で連絡を入れれば、事なきを得たのかも知れませんが、僕はここで最大のミスを犯してしまいます。そう、バタバタしていて妻に連絡をするのを忘れてしまったのでした。

僕の勝手な解釈では、仕事都合なんだから仕方ないでしょうという気持ちで、家族のためにバリバリ働くことが何よりも大事だと思っていました。なので、そのまま夜10時過ぎに帰宅早々、軽々しく上記の言葉を言ってしまいブチギレられたのでした。仕事を優先するのはともかくとして、せっかく妻が用意してくれたご飯を簡単に「いらない」と言い放ってしまったのはよくないことでした。

■夫の真意:『ご飯の連絡より、家族のために仕事を優先するほうが大事(と思い込む)』
 

妻をイラッとさせる夫の言葉3:「もっと上手くやった方がいいよ!」

夫側からのアドバイスのつもりが……

夫側からのアドバイスのつもりが……

仕事のこと、日頃の人間関係、子どもの教育などについて、妻が愚痴や不満を漏らすときに夫側はこの言葉を言ってしまいがちです。女性が相手に悩みや愚痴を話す場合、解決策を求めているわけでなく、話を聞いてもらうこと自体が目的だとよくいわれていますよね。それなのに男性の方はそんなことにも気づかず、必要以上に上から目線のアドバイスをしてドヤ顔してしまいがち。

妻からすれば余計な“上からアドバイス”はかなりイラッとくるようです。特に仕事に関することを相談されると、夫側はまるで自分の部下に説教するようについ自分の持論を振りかざしてしまい、険悪な空気を作ってしまいます。悪気なく良かれと思ってアドバイスしているつもりなのですが……。

なので、夫と話がしたいと思ったときには、話す前に「今日は話を聞いてくれるだけで良いから」と明確に伝える方がイラッとせずに済むかもしれません。

■夫の真意:『そんな困っている妻を助けたい、頼られる自分でありたい』
 

妻をイラッとさせる夫の言葉4:「あれ、前の方が良かったかも……」

これも夫婦間ではよく聞く話ですが、妻としては美容院で髪を切ったり、新しい洋服を買ったりしたときにはその変化に気付いてほしいと思っているそう。それにも関わらず、夫がそのことに全く気付かないのでは「私に関心がないのかな?」と感じて寂しいものです。でも逆に「あれっ、髪切ったんだ! でも前の方が良かったかも」なんて言われたら、それはやはりショックな言葉だと思います。

夫のこの言葉には「今まで通りでも十分良かったよ」「何も変えなくたって素敵だよ」という意味が含まれている場合もありますが、妻からすれば逆にちょっと屈辱的なニュアンスに聞こえるのかもしれません。夫側からすれば“誉め言葉”であったりもするので、いろいろ難しいものですね。

■夫の真意:『単に今回はあまり自分好みではなかった……変えなくても十分素敵なのに』
 

文句を言うときは「ユーモアを交えたスマートな常套句」がおすすめ

「妻をイラッとさせる夫の言葉」について夫の立場から本音を言えば、悪気がないというより、気付かずにポロッと口に出してしまっていることが多々あります。妻の立場からすれば、これらの言葉が自然に口から出てしまうこと自体が、なおさら腹立たしいと感じるのかもしれません。

イライラを感じたときこそお互いに気を付けなくてはいけないのは、やはり感情的に言葉を返さないことです。夫もついポロッと言ったので、相手をムカつかせるために本気で悪いことをしたとは思っていません。なので感情的に妻に文句を言われたら、それこそ逆にムカついて些細なことからケンカになってしまいます。まさに、子どもが「たった今宿題をやろうとしてたのに親から言われたからムカついた」というのと同じ原理です。そう、男性は永遠に精神的には子どもなのです……。

なので、もし夫の言葉にイラッとする瞬間が訪れたら「今のはすごいムカつくんですけど……」と笑顔で言ってみるなど、ユーモアを含めて嫌味を返してみましょう。スマートに返される方が夫も自ら反省するものです。このように、結婚生活のなかでイライラする場面に遭遇したとき、いつでもとっさに切り返せるようなスマートな常套句を3~4つぐらい持っておけば、夫側も素直に反省しつつ謝りやすくなるので、より平和な夫婦の関係をいつでもキープできるのではないでしょうか。

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