カヌーや本格フィンランド式サウナが楽しめるキャンプ場⁉
8. 伊勢志摩エバーグレイズ日本でグランピングという言葉が浸透する前から、グラマラスキャンピング(=グランピング)を提案しているキャンプ場。
2021年4月には「エバーグレイズ琵琶湖」が新オープンしました。どちらも最高のおもてなしを提供するキャンプ場として、さまざまなサービスが用意されています。基本的に場内は全域無料でWi-Fiが利用できます。
カヌー付きグランピングカリブ(写真提供:伊勢志摩エバーグレイズ)
参考:伊勢志摩エバーグレイズ(https://www.everglades.jp/iseshima/)
9. らかん高原オートキャンプ場
山口県岩国市のらかん高原は、羽田から飛行機と車で2.5時間というアクセスの良さが魅力です。らかん高原オートキャンプ場ではテント泊のワーケーション、深谷峡温泉ではコテージ泊のワーケーションが可能です。
キャンプ場内の全エリアで無料の高速Wi-Fiを完備。電源付きのサイトは25か所あり、ケーブルなどの備品レンタルもあるという配慮の行き届いたサービスで安心してワーケーションをすることができます。
大人数で使用する研修施設もWi-Fi環境が整っているので、会社単位での会議やアウトドア体験などにも利用可能です。
参考:らかん高原オートキャンプ場(https://www.go-rakan.com/rakan)
10. 一向平(いっこうがなる)キャンプ場
鳥取県の大山隠岐国立公園内にあるキャンプ場。園内の森林体験交流センターにコワーキングスペースをオープン。高速Wi-Fiと電源が完備されており、1日500円で自由に使用することができます。
場内には本格フィンランド式サウナがあるので、仕事の後は大自然の中でリフレッシュすることができるの魅力的です。
参考:一向平キャンプ場(https://tottori-camppark.jp/ikkoganaru/)
キャンプ場でのワーケーションには注意点も……
全国のキャンプ場でワーケーション向けプランの普及が進んでいますが、プランの内容は各キャンプ場によってさまざまです。「実際に行ってみたら仕事ができなかった」ということのないように、ワーケーションでキャンプ場を利用する際は、不明な点は事前にキャンプ場に確認して、足りない備品は持参する必要があるので注意しましょう。
私が実際に「ワーケーションプラン」を提供するいくつかのキャンプ場を訪れたときに感じた注意点は以下の4つ。
1. 電源、Wi-Fiの使える時間や場所を事前にチェック
カフェや管理棟などで電源とWi-Fiを提供するキャンプ場が多く、テントサイトでは使えない、夜間などの営業時間外に使えないなど、仕事をする時間や場所が限られることがありました。「電源やWi-Fiの使用できる時間と場所」をあらかじめ確認しておく必要があります。
2. 電源、Wi-Fiが別料金の場合がある
ワーケーションと謳っているプランでも、電源サイトやWi-Fiレンタルが別料金だったり、ワークスペースの利用に追加料金を設定していたりするところもあります。また、Wi-Fi環境は、通常のオフィスで使用しているような高速Wi-Fiとは限らず、場所によって使い心地が異なります。自分が仕事をする上で必要な環境を満たすかどうか、事前に確認してください。
Wi-Fiレンタルを用意しているキャンプ場も
休日はどこも満員でなかなか予約が取れない、そんなときは平日利用で密を避けながらのワーケーションがおすすめです。ただし、ただし、ワーケーションプランを謳っている特別サイトには高価格設定のものもあるので、滞在日数やサイトの価格などのバランスを見ながら計画する必要があります。
4. 雨の場合の対策や露対策もお忘れなく
樹木の多いキャンプ場は湿度が高いので、パソコンなど精密機器の露対策が必要です。また、樹木が少なくても、朝晩の気温差などで朝露や夜露が多く発生することもあるので、機械類の扱いには特に注意が必要です。
ワーケーションでキャンプ場へ
環境省が2020年度補正予算で国立・国定公園や国民保養温泉地を対象にワーケーション促進を支援することから、電源つきサイトの拡充、Wi-Fi環境の整備や機器の貸し出し、屋根のあるワークスペースの提供など、この先、全国的にワーケーション可能なキャンプ場は増えていく見込みです。一方で、リモートワークは広がっているものの、「ワーケーション」が社内規定として許されている企業はまだまだ少ないという状況もあり、ワーケーションはしたくてもできない」人が多いのではないでしょうか。今後、働き方の多様化がさらに進むことで、ワーケーション可能な人が増えてくることも期待したいところです。
RECAMP勝浦のタイニーハウス